1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:05:12.79 ID:zwzUbKWc0
魔法少女「なんて膨大な魔力……!だけど、魔法は
    女の子にしか使えない筈……あなたは何者ですか!」

童貞「……貴様らリア充に名乗る名など無い」

引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1237298712/

5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:15:11.89 ID:zwzUbKWc0
魔法少女「っ!そ、それなら、力ずくで喋ってもらいます!」

魔法少女「いっけー!セイントフラッシュ!!」

童貞「……」

ドーン!!

魔法少女「や、やった……?」

童貞「————その程度か」

魔法少女「そんな、無傷!?」

童貞「貴様の魔法など、毎年一人で過ごしたクリスマスに比べれば、
   蚊程の痛みも無い。……今度はこちらの番だな」

魔法少女「っ!障壁展開!!」

童貞「魔道の一、学舎編————
  始動!『はい、二人組作ってー(カースワード)』! 」

魔法少女「え……障壁が!? きゃあああっ!!!!」
23 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:29:04.23 ID:zwzUbKWc0
魔法少女「う……ゴホッ!ゴホッ!」

童貞「……ふん。無様だなリア充」

魔法少女「……どうして、どうして、こんな事を」

童貞「説明した所で解るまい。学校の休み時間を
   机に突っ伏してやり過ごした事のない貴様らにはな。
   ……さあ、もういいだろう。終わりにしてやる」

魔法少女「ひっ、やだ、死にたくないよ……」

童貞「俺だって、便所で飯なんて食いたくなかったさ。
   魔道の二。自宅編『働かないで食うメシh————ゴハッ!?」

童貞「う、くっ、さっきの『はい、二人組作ってー(カースワード)』の
   反動か……運が良いなリア充。今回は見逃してやる
   だが、次に会った時は、命が無いと思え……!」ヒュン!

魔法少女「え……助かった……の……?」
55 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:46:06.76 ID:zwzUbKWc0
女友「大丈夫!?魔法少女!!」

魔法少女「ひゃあっ、び、びっくりしたよ!
     ダメだよ女友ちゃん、病院で走ったり、大声出したら」

女友「あ、ご、ゴメン。魔法少女が怪我したって聞いていても
   立ってもいられなくて……うん。命に別状は無さそうだね。
   それで、いったいなにがあったのさ。あんたがこんなになるなんて」

魔法少女「……うん。実は」

————————
57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:46:43.28 ID:zwzUbKWc0
女友「男の魔法使い、か……」

魔法少女「うん。凄く強くて、私の魔法が全く歯が立たなかったんだ。
     ……あんなに怖くて、邪悪で、寂しい魔法は初めて見た。
     本当に、殺されちゃうかと……ヒック、ふぇぇん」

女友「よしよし、泣かないの。 それにしても、魔法少女をこんなに泣かせるなんて、
   許せないわね……もし見かけたら、ボッコボコにしてやるわ!」

魔法少女「ふぇ!?だ、ダメだよ!あの人の魔法、普通じゃないもん!
     女友ちゃんまで怪我しちゃう!絶対ダメだよ!?」

女友「あー、はいはい。わかりました。んもう、心配性だなぁ」

————————
童貞「……くっ、まだだ。まだ耐えろ俺の身体。目的を果すまで倒れる訳には……」

アナウンス『31番でお待ちの童貞さん、胃薬が出来ていますので 取りに来てください』

童貞「あ、はーい」
63 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:50:19.14 ID:i5nUTpw30
この人を思い出してしまったww
http://www.cellworks.co.jp/curious/nihao/nihao_character.htm#character05
71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:55:17.49 ID:sCSKucMJ0
>>63
師匠のセリフに痺れた

師匠「男性はね。二十五歳を過ぎて童貞だと、魔法が使えるようになるんだよ」
師匠「そして私は現在四十七歳で童貞。すなわち魔法使いということだ。これが誇れることじゃなくて、なんだというんだね?」
72 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/17(火) 23:55:24.66 ID:zwzUbKWc0
女友「さて、お見舞いも終わったし今日はこのまま真っ直ぐ帰って
   男の魔法使いについて調べ(ドン!)きゃっ!?」

??「うおっ!?す、すみません!」

女友「いったー……ちょっと!前見て歩いてよね!」

??「ひっ、ご、ごめんなさい!ごめんなさい!!
  財布の中身全部差し上げますから、両腕に生卵を塗りたくるのは」

女友「え?あ、あの、オジサン……大丈夫?頭とか打った?」

??「……へ? あ、ああ。すまない、大丈夫だ。
  リア充に怒鳴られた事で、少しばかりPTSDの発作がな……」

女友「はぁ……」
88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 00:06:41.22 ID:nB7R8tuU0
??「立てるか?」

女友「あ、気持ち悪いんで手は貸してくれなくていいです」

??「え。ああ、そうか。まあ、外人は物事をストレートに言うって
   言うからな。氏のう」

女友「よっこらs……痛っ!」

??「……うん?」

女友「うわ、足、挫いたみたいですね。あー……これは歩けないか……
   すみません、本当に嫌ですけど、肩貸してくれませんか?」

??「挫いた……? ざまぁwwwwwwwwwww」

女友「……いいから肩貸せよ。傷害とかで訴えるぞオッサン」

??「え。あ……ゴm……じゃなくて、ふん。いいだろう肩くらい貸してやる」

女友「それで、オジサン名前は?」

??「何故そんな事を聞く」

女友「それは、勿論。骨に異常があったら慰謝料請求するために」

童貞「……○○だ」

第一話 完!
89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 00:07:04.30 ID:f07o0ckp0
童貞で30歳を越えると使える魔法一覧

○マホカンタ : 自分に向けられた「キモイ」等の罵声をそのまま相手に返す
○凍てつく波動 : つまらんギャグを飛ばして周辺を凍らせる
○コンフュ: 意味不明な発言で周囲を混乱させる
○メガンテ:自虐ネタで周りを巻き込みます
○サイレス: 空気を読めないとんちんかんな発言で周囲を絶句させる
○臭い息: 周囲の人間をことごとく不愉快な気分にさせる
○マヌーサ: 自分自身に幻影を見せ、現実に対する命中率を下げる
○グラビデ: 重苦しい雰囲気や嫌われオーラで周囲の人間を疲れさせ、体力を削り取る
○ラスピル: 周囲の人間を精神的に疲れさせ、精神力を削り取る
○バイキルト: 周囲の人間に不快感を与える力が倍増する
○トラマナ: クリスマス等にカップルだらけの街を一人で歩いてもダメージを受けない
○トヘロス: 自分の周囲に人が近寄ってこなくなる
○アストロン: 自分の殻に閉じこもる
○テレポ: 飲み会などの喪男が苦手な場から脱出する
○スカラ: 周囲の「キモイ」等の罵声や嫌がらせに対する忍耐力アップ
○フバーハ: 世間の恋愛至上主義の風から身を守ります
○メテオ: 高層ビルから飛び降りる 
○ザラキ: 周囲の人間を練炭自殺に巻き込む
○死のルーレット: 練炭自殺する仲間を周囲の人間の中から無作為に選ぶ
○死の宣告: 練炭自殺する仲間として指名する
○レムオル: 周りから注目されません。空気のようにいないと認識されます。
○ルーラ: 仕事が嫌になるとバックレ、自宅にひきこもる  唯一の安息の地である家にまっすぐ帰る
○ラリホー: 昼間なのに自分を眠らせる
○ラナルータ: 自分だけ昼と夜を逆転させる
○メガザル: 合コンに行くことで周りの男の評価を相対的に上げます
○バシルーラ: バイト先などで人がどんどんやめていきます。もしくは、自分を転勤で地方に飛ばします。
○ドラゴラム: ネット上では竜のようになります
○エナジードレイン: 貯金が減っていき、生活レベルが下がる。
111 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 00:30:33.40 ID:/7KYIUi5O
??「立てるか?」

女友「あ、気持ち悪いんで手は貸してくれなくていいです」

ここで俺のマインドは砕けた。

もう寝るわ…
113 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 00:32:32.97 ID:x8t1Y1T0O
~童貞四天王~
包茎の松田「やつめ、リア充の罠とも知らずにまんまとフラグをたておって…」
淫箘の桜庭「ふん、あいつはどうせ我々四天王の中でもっとも最弱…」
不能の渡辺「やつには少々を据える必要がありそうだ」
128 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 00:51:20.79 ID:NWGdMSqoO
???「聞き捨てなりませんこと。魔力を持った男なぞ、汚らわしい」

魔法少女「私の力では、どうにも…」

???「魔法以外で倒す他ないわね」
140 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:02:06.64 ID:tT6lzESs0
魔法少女「いっけー!セイントフラッシュ!!」

童貞「……」

ドーン!!

魔法少女「や、やった……?」

童貞「————その程度か」

魔法少女「そんな、無傷!?」

童貞「貴様の魔法など、毎年一人で過ごしたクリスマスに比べれば、
   蚊程の痛みも無い。……今度はこちらの番だな」

魔法少女「っ!障壁展開!!」

童貞「魔道の一、学舎編————
  始動!『はい、二人組作ってー(カースワード)』!」

「破ぁ!!!」
突然聞こえた怒号と青い閃光によっては『はい、二人組作ってー(カースワード)』は粉みじんに撃ち砕かれた!
「こんな技に頼らずとも、今のお前なら十分社会に適応できる」
当然、二人の間に現れたTさんは、はにかみながらそう言った。

魔法少女「寺生まれってスゴイ」
童貞「改めてそう思った」
145 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:04:59.97 ID:nB7R8tuU0
————魔法結社

イケメン「皆さんもお聞きになっていると思いますが、最近『日本』を中心とした
     エリアで、魔法少女及び魔法職員の男性が何者かの襲撃を受ける事態が多発しています。
     今回は、その件で集まっていただきました」

老人「……イケメンよ、事件は確かに深刻じゃが、まさかその程度事で最高議会に召集をかけたのか?
   いくらお主が若き英雄といえど、それは流石に横暴————

議長「男の、魔法使いじゃな?」

イケメン「……はい。魔法少女を襲撃している人物、それが『男の魔法使い』であると、
     からくも襲撃から生き残った日本の魔法少女が話してくれました」

老人「……な!?バカな!男の魔法使いじゃと!?何故今更そんなものが」

議員A「あれは我等が結界を……」

議員B「世界規模の……封印が……」

ざわ・・・ざわ・・・

議長「静まれぃ!!」
147 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:05:59.80 ID:nB7R8tuU0
ざわ・・・ざわ・・・

議長「静まれーぃ!静まれーぃ!」

ざわ・・・ざわ・・・

議長「皆の者~、静まれっ!静まれっ!静まれーぃ!」

ざわ・・・ざわ・・・

イケメン「お静かに願います」

全員「……」

議長「……」

イケメン「これは、魔法世界において一刻を争う緊急事態です。
     世界の理すら捻じ曲げてしまう、特A級非常事態といっていいでしょう。
     故に、だからこそ正義である我々は、世界を守る為に動かねばなりません。

     俺は、男の魔法使い————危険生物『DOUTEI』の
     『浄化作戦』を提言します!賛成の方は、ご起立を!!」


イケメン「……全会一致で可決ですね。では、二週間後以降に、魔法少女が
     DOUTEIと接触したその時を狙い、作戦を結構に移します!!」
150 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:07:10.56 ID:nB7R8tuU0
・同日

魔法少女「っはぁ……はぁ……『セイント・フレア』!!」

童貞「————逃げる事になれていないリア充が、1ヶ月もの間、
   俺から逃げ回れたのは誉めてやろう。だが……弱いな。
   こんな炎など、焼却炉に入れられていた俺の上履きに比べれば、温すぎる」

魔法少女「っ……やっぱり効かないか」

童貞「さあ、もう満足しただろう? 実を言うと、小学校低学年以来、久しぶりの
   鬼ごっこも飽きたんだ。だから、そろそろ————殺してやる」

魔法少女「……倒されるのは、君だよ!(ニヤリ)魔力封印結界『セイントファンタジア』!発動!」

ピキィィィ……!

童貞「これは……罠か!」

魔法少女「油断したね!私だって、無駄に何度もやられてる訳じゃないんだよ!
     閉じ込めた人の魔力を完全に遮断するこの絶対結界なら、いくら君でも抜け出せない!」

魔法少女「私の、勝ちだよ!さあ、大人しく降参して!」
151 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:08:03.97 ID:nB7R8tuU0
童貞「ククク……はははは!!」

魔法少女「な、何がおかしいの!」

童貞「いや、何。特に何も考えずにいても充実した人生を約束されてきたリア充が、
   一ヶ月追い込まれただけでこれだけの進化をした事に、驚いたんだ。
   ……けれどまあ、所詮は闇を知らないリア充。この程度か」

魔法少女「……負け惜しみを!」

童貞「くくく、声が震えているぞ? 絶対結界……確かに協力なのだろう。
   だがな、それだけだ。ただ強力なだけ……そこには何の意思も無い」

童貞「かつて体育倉庫に閉じ込められた時の様な、周囲の悪意、孤独、憎悪。
   そういったものが一切無い結界など、紙くず同然なんだよ!
   ————魔道の2 自宅編
    『今日親戚が来るから近所の漫画喫茶で時間潰してなさい(フェイクデッド)』」

パリィィィン

魔法少女「そん、な……」

ここまで。後は頼んだ。俺は寝る。
177 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:24:33.82 ID:x8t1Y1T0O
魔法少女「あなた…どうして闇の魔法なんかに手を染めたの?あの魔法はその強大な力を得る代償に契約者の人生を捧げるもの……そこまでしてあなたは何を望むの!?」

童貞「俺だってry…」

魔法少女「えっ?」
179 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:26:33.24 ID:qoePUNwl0
魔法少女「いえ!まだよ、まだ諦めない!」

リア充「そうだ、諦めが心を殺す。よく頑張ったな、魔法少女。後は私に任せておけ!」

魔法少女「リア充君!よかった…私…もうだめかと…グスッ」

リア充「おいおい相変わらず泣き虫だな。この礼は高くつくぜ童貞野郎!」

童貞「少し分が悪いな…引くとするか
   だが覚えておけ!貴様らのような充実した生活の影に!我らのような悲しき人生もあるということを!
    『消えた上履き(ファントムテレポーション!)』」

リア充「逃げた…か。」

魔法少女「悲しき人生…?」

リア充「ふん。所詮負け犬の戯言だろう。…帰るぞ」

魔法少女「あ!待…待ってよリア充君///」
180 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:28:15.65 ID:XSOpYobHO
魔法少女「(今日こそはあの人を倒して捕まえてみせる)」


童貞「(・・・日常魔法‐その他大勢『モブ』‐)」


魔法少女「近くに気配はあるのに見つからない・・・」
182 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:30:53.93 ID:1F8DvF4m0
童貞「強権発動『加害者の、加害者による加害者の為の欠席裁判』」

二人は、逃げ出すことすら出来ずに黒い籠の中に閉じ込められた。
いや、例え全速力で駆け出したところで、逃げ出せはしなかっただろう。

「強権発動」、それだけの代物だ。 この人ならば正しいことをしてくれる
きっと、虐めっ子に厳重な注意をしてくれたんだ。
その期待は、母親の言葉で打ち砕かれた
「先生が、クラスのみんなから話をきいたそうだよ。 お前がみんなから嫌われることをしてたんだって。」
教師までもが自分から嘘を作り上げて、実の親すらも敵にしてしまった。


ふと籠をみると、呪文の帯は何重にもリア充を包み込み、外界からその姿を隠していた。
それは慈しみ、護るためのものではない。 中の惨劇を見せぬようにするためのもの。


童貞「お前らの目につくなら消えてやるよ、  じゃあね」


俺は後ろを一切振り返らずに帰路についた。
186 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:38:43.14 ID:NWGdMSqoO
>>180

イケメン「見つけたぞ!」
魔法少女「どこに?」

イケメン「あの電車の中だ!あんなに混んでいるのに、奴の両隣だけ空いているだろう」
187 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:41:08.38 ID:XvxRBeEKO
魔法少女「くっ…つ、強すぎる」
精霊「…一つだけ方法があるんだ、奴の魔力を消す方法が」
魔法少女「それは、いったいどうすればいいの?」
精霊「君が奴の童貞を奪うんだっ!」
魔法少女「!?」

191 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:44:14.51 ID:x8t1Y1T0O
童貞「お前は…連絡網で自分だけ飛ばされたことはあるか?」
魔法少女「えっ!?」
童貞「お前は、鞄に牛乳を注がれたことがあるか?皆が先に帰って掃除を一人でしたことはあるか?親友だと思ってた相手に好きな子を教えたら、すぐにみんなの前でばらされたことはあるか?」
195 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:48:08.82 ID:+1yyPSjRO
童貞「『見えない顔面(フェイス・インビジブル)』」

 童貞は部屋で唱える。そして鏡を覗き込むとその顔があるべき所にはぽっかりと穴が空いていて
そこからは外の景色が写っているかのようだ
 童貞はある目的持って標的を探す……今日はアイツにしよう

童貞「『一日誰とも話さない(エターナル・サイレント)』」

 鏡の中の金髪の男は音もなく倒れた。
 童貞は冷笑を浮かべて横たわる、くくく、この下らん力も暇潰しにはなるな

 そもそも暇しか無いじゃないか、と突っ込みを入れる他人も、本人の感覚も、既に無かった。
196 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:48:12.44 ID:1F8DvF4m0
魔法少女が本心から童貞のことを可哀相、私からお友達になりたい って思っても

童貞「リバースカードオープン『被害妄想』 更に追加だ『裏切りの経験値』 さぁ、この三連符に、どう対応する?『美人局』」


童貞「フヒヒッ、フフフフフフフフッ、ハハハハハハハハハハハハハ!」

197 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:50:34.53 ID:x8t1Y1T0O
童貞「俺だって…人並みの幸せでいい…それ以上は望まなかった。だが、世界はそれさえ俺に許してくれなかった。だから俺は力を手に入れた…この力は俺を裏切らない」
199 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:52:41.54 ID:XSOpYobHO
>>186
イケメン「覚悟しろ、童貞!」
〇〇「なに!」
魔法少女「い、イケメンさん、この人、私の知ってる童貞じゃないです」

キモヲタ「しょ、初対面のひ、人をいきなり、ど、童貞呼ばわりとは酷いんだなあ」
イケメン「くっ、なんというオーラだ!」
魔法少女「でも、これは魔法じゃあないような・・・」
キモヲタ「ま、魔法だなんてメルヘンな事を言ってるんだなあ、可愛いんだなあ」
イケメン「そうだ、コイツは魔法じゃあない、魔術だ」
205 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:56:53.24 ID:/5EMPnVFO
魔法少女A「まだ近くにいるはず、必ず捕まえるのです!」

魔法少女B「男性魔法使い、聞こえますか!あなたに勝ち目はありません、諦めて降参してください!」

童貞「くそっ、流石に数が多過ぎる…これじゃ昔と、昔と一緒じゃないか!」

???「ははは…、苦戦してるみたいだな」

童貞「誰だ…!お、お前は…素人童貞!?」

素人童貞「久しぶりだな、想い出話に華を咲かせたいところだが…ここは俺に任せてさっさと逃げろ」

童貞「…馬鹿か、お前は志し半ばで誘惑に負けた脱落者、魔力の芽生えなかったお前では例え奴らが単体でも消し炭にされるぞ」

素人童貞「確かに俺は何者にもなれなかった半端者だ…、そんな俺がお前という希望を守る盾になれるなんて、素敵じゃないか」

童貞「…半端者と呼んで悪かった、お前は俺の救世主だよ」

素人童貞「誉めんなよ死にたくなるから、さあ…行くぜ!」
206 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:56:56.99 ID:x8t1Y1T0O
魔法少女「あなたは間違ってる!!自分の欠点を周りのせいにして現実から目を…」
童貞「黙れ!!生れつき見た目がよくて、なに不自由なく青春を謳歌したリア充ふぜいになにがわかる!?生れつき顔が悪い、すこし内気である、ただそれだけの差で何故これほどに違うのだ!!こんな世界間違ってる!正しいはずがない!!」
207 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:57:13.35 ID:mrSfRFB9O
魔法少女「なぜあなたは道を外してしまったんですか…」

童貞「>>197

魔法少女「なんて可哀相な人なの…私になにかできることがあれば……」

童貞「ふひ、じゃ、じゃあメル友から……!」

魔法少女「断る」
209 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 01:57:39.65 ID:kaOyEryIO
魔法少女「あなたは、独りでこれほどまでの悲しみを背負って来たの?…可哀そ」童貞「無理だ」

童貞「おまえに何が?出来る?浄化だと?残念、浄化はその対象を全て理解し、対等にならなければならない
可哀想と思った時点で、対等ではない」
229 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:11:21.32 ID:x8t1Y1T0O
童貞「お喋りはおわりだ…ラストスペル…ペインフルメモリー発動」
魔法少女「なっ!!」
童貞「オマエモクルノカヨ…ハヤクキエロヨ…オトウトハアンナニリッパナノニ…ハタラカズニクウメシハウマイカ…」
魔法少女「くっ!からだが動かない…頭が割れそう…」
231 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:17:36.45 ID:x8t1Y1T0O
童貞「オマエハイツニナッテモ…アニキ、オレナイテイキマッタンダ…ウワッ、ヨリニヨッテコイツカヨ…コイツダレダッケ…ケッコンスルコトニナッタンダ…シンセキガクルカラオマエハヘヤカラデルナ…」
魔法少女「ぐぁっ!頭がぁぁ!!」
童貞「オマエナンカウマレテコナケレバヨカッタノニ!!」
238 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:26:23.59 ID:x8t1Y1T0O
魔法少女「………」
童貞「ふん、気を失ったか…。どうせ目覚めたところで心が壊れてしまっていては二度と立ち上がれまい、いくら奇麗ごとをならべたところで所詮リア充、我が闇を受け止めることなど…グフッ…やはりこの呪文は心に負担が…ふん、今更この程度で折れる心ではないわぁ!!!」
241 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:28:45.34 ID:XSOpYobHO
童貞「ふははははは、リア充は死ねぇーーー」
魔法少女「ぐぅ、このままでは・・・」

〇〇「そこまでだ!」

童貞「だれだ貴様は、リア充か!」
〇〇「俺か、俺は童貞だ。だが、お前とは違う、童帝だ」
童貞「ええぃ、なんだろうと関係ない、死ねぃ」
童帝「童貞でありながら童貞になりきれないクズめ、粛正してやろう」

魔法少女「童帝さんのオーラは、まるでそよ風のよう、爆音のようなオーラを放つ童貞と同じ童貞とは思えない・・・」

童貞「俺が童貞なのは、この世界のせいなんだよおおお!」
童帝「否!我々が童貞なのは自身の問題よ、でありながら他人に迷惑をかけるとは笑止千万!」
256 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:39:39.50 ID:x8t1Y1T0O
リア充A「あぁ?おい、あそこに女の子倒れてんだけど?」
リア充B「はぁ?ありえねぇ、マジパネェっつーの、つーかあそこにいるデブなに?」
童貞「まだ残りがいたのか…なっ、あいつらは確かに高校のときの…!!」
257 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:39:40.88 ID:/5EMPnVFO
童貞「永遠の闇をお前らにも見せてやるよ!」
魔法少女「闇が世界を包むのならば光で明るく照らすまでです!明けない夜が無いように、光で照らせぬ闇はない!」
童貞「それが気に喰わねえんだよ!現実に疲れ、夢の世界に逃げても必ず朝がやってくる!絶望が俺を包み込む!」
魔法少女「可哀相な人…きっと、闇から解き放ってみせる!」
童貞「中途半端に光で照らすから、反対側により濃い影ができるんだよ…いっそ光なんて無くなってしまえば良い!」

魔法少女『マジカルシュート!!』
童貞『アンノウンミーティング(同窓会なんていつやったの)!!』
259 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:45:36.49 ID:x8t1Y1T0O
童貞「(くっ…ヤバイ…いまの戦いでの魔力消費と負担が思った以上に大きい!)」
リア充A「おぃ、テメェなにやってんだよ?つーかこの子なに?超カワイイんだけど」
リア充B「おい、つーかテメェしかとこいてんじゃねぇよ、ツラみせろや」
264 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:49:13.55 ID:kaOyEryIO
魔法少女「何て強さ…ここは一度逃げて対策を…帰還魔法!スターハ(ry」

童貞「帰る場所があるのか?居るべき場所があるということが…
どんなに己を弱くしているか知らないリア充よ…。」
童貞「牢獄「代々木アニメーション学院(ブラックルーム)」」

魔法少女「!?キャッ!出れない!…何これ力が、抜ける…何も考えら、れない…」

童貞「全てを失う闇の牢獄だ。その中で朽ち果てるがいい」
267 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:51:09.14 ID:/SnG8dhRO
魔法少女「今日こそ、貴方を倒してみせる!」
童貞「フン、また懲りずに現れたか、リア充。」
魔法少女「喰らいなさい!レインストーム!」

ズシャアアア!

魔法少女「よし、直撃!今度こそ…!」
童貞「この程度か…。こんなもの、トイレの個室で上からかけられた水に比べれば、温かいくらいだ。」
魔法少女「う、嘘…?」
童貞「喰らえ、魔導の四、放課後編——始動!
『このウンコマン!こっちくんなよっ!(メテオレイン)』!」
魔法少女「キャァアアアア!!」

心が折れそうになるスレだ(´・ω・`)
268 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:51:54.77 ID:x8t1Y1T0O
童貞「(ヤバイ!)」
リア充A「あれ?こいつの顔どこかで…気のせいか…」
リア充B「あぁ?こんなデブしらねぇっつーの」
童貞「(…なんかムカつくけど助かった)ど…どうかしましたか?」
275 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 02:58:04.85 ID:x8t1Y1T0O
リア充A「どうもこうも…この子なに?お前なんかしたの?」
リアB「あぁ?あれかオメェ?最近流行りのロリコンってやつ?」
童貞「(リア充B…お前さっきからウザィ)いや…これは…僕もいまたまたま通りかかって…」
284 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:07:59.13 ID:x8t1Y1T0O
リア充A「ふぅ~ん(この女、なかなかの上物じゃん)、…あぁ悪いその子俺の女なんだわ、いやぁ助かったわぁ、ありがと、お前帰っていいよ」
童貞「(こいつ…)えっ…ちょっ…いや…その」
リア充A「あぁ?あんだよ、さっさとどっかいけよ、それとも俺らとやる気か?あぁ?」
286 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:08:04.97 ID:p0AOAy+ZO
魔法少女「待て」
童貞「……僕がなにか?」
魔法少女「その尋常ではない魔力。貴様も男の魔法使いの一味だろう」
童貞「……『彼ら』と一緒にはしないで欲しいな」
魔法少女「問答は無用! 貴様たちは一人残らず……」
童貞「面倒な……『18歳。進学時期の昼下がり』」
ヒュウウウウン…
魔法少女「!! 馬鹿な、消えた!?」
童貞「そう見えるだろうね」
魔法少女「くっ、どこへ……」
童貞「僕の力の根源は『無為』。あのテストの前日。
夏休みの最後の日。バレンタインデー。クリスマスイブ……
そうして無為に過ごして日々が今の僕の糧となり、
僕そのものを無為な存在とするのさ」
魔法少女「絶対に逃がさん!」

童貞「……去ったか。しかし、厄介そうな娘だった。
始末しておけばよかったかな……まあ、また今度でいいか」
288 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:13:22.58 ID:x8t1Y1T0O
童貞「(どうする…いま魔法は使えないんだぞ…だいたいこの女もリア充じゃねぇか、第一俺が倒したんだし…今更こいつの貞操まもって何になるんだよ、逃げるだろ普通…)」
だが、そんな心情とは裏腹に、俺の身体は勝手に魔法少女とリア充達の間に、立ち塞がっていた
291 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:13:49.32 ID:zxAuwX5C0
究極終極魔法『鬱過ぎる最後の妄想(ファイナル・ファンタジー)』

別に童貞捨てられなくてもいいんだよ
もうねこの際夢でもいい夢でもいいから好きだった女の子と浴衣で夏祭り行きたい
ちょっと恥ずかしがりながら手繋いだりしてさ
色んな出店見て回るんだけどまだ少し緊張しててあまり会話無いの
でさ知らないうちにあんまり人が居ないところまで来てて丁度打ち上げ花火が上がるわけ
でさ今までの緊張とか無くなって2人して綺麗だねぇとか言ってて
女の子はずっと花火見てるんだけど僕は君の横顔見てるんだ
不意にこっち向いた君が言うんだ「好き」って、でも花火の音でよく聞こえなくて
え?何?って聞き返えそうと思ったら突然キスしてくるんだ
遠くで楽しそうな声や花火の音が聞こえてるんだけどここだけ時間が止まってるような

ここで目が覚めて飛び降りて死にたい
297 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:23:32.62 ID:7dsfzDQDO
童貞「SSS(スピーク・スタート・サイレント)-俺が喋ると皆が黙る-」

魔法少女「なにを!?…くっ、ピュアストーム!っキャア!!」

童貞「ククク…喋れば喋るほど深淵なる氷柱がお前を貫くだろう…これでそちらの魔法は封じた、まぁ元より効きはしないがな」
298 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:24:11.11 ID:x8t1Y1T0O
リア充A「なに?やろうっての?」
リア充Aが俺の胸倉を掴む
童貞「離せ、イカ臭ぇんだよ」
リア充A「…上…等…」
今まで散々逃げてきた自分が、今更こんなことをしてもなにも変わらないのは分かってる、ただ、譲れないなにかをそこに見つけたんだ…そして叫んだ
童貞「男を捨てたら童貞も糞もないんだよ!!」
302 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:30:31.15 ID:9rf+NpP10
童貞「リンゴの守護霊(I-pod)召還」
魔法少女「攻撃が聞かない?しかも回復していく…」
303 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:31:59.44 ID:x8t1Y1T0O
童貞とは、純然たる男の証…男を捨てた時、人は童貞でいることさえ出来なくなる。『童貞を恥じるな、それ則ち男であることを誇れ』師匠からの教えだ
俺は…やっとその意味に気づいたのかもしれない

童貞「ウォォォオ!!」
俺は戦い、そして敗れた
304 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:34:20.45 ID:zGyy4Vk90
童貞「多数決がどういうものか、知っているか?」
魔法少女「それはもちろん、みんなの…」
童貞「違うな…おまえの言おうとしていることは間違っている。
   多数決とは合理的に邪魔者を排除するためのものだ!」
307 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 03:44:38.15 ID:gKftD5VxO
カトリック学校通ってて毎日毎日「主よ、我に死の安息を」とか言ってたなぁ

辛かったぜ
313 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:14:30.96 ID:7crpMVsY0
童貞「貴方みたいな美しい女性がこんなところで魔法なんか使かうべきじゃない」
魔法少女「…なにいってるの?」
童貞「魔法は純粋なる人間にのみ使える技だ。そして同時に使用者の命も奪っていく」
魔法少女「それじゃああなただって!」
童貞「俺の命?そんなものあったってなくたっていいじゃないか
   親からも見捨てられ友達など1人も居ない俺が生きていく価値がどこにあるんだ?」
魔法少女「そんなことない!一人ぐらい貴方を思ってくれる人が居るはず!」
童貞「1人ぐらい居る。そう思ってもう50年だ…諦めて良いだろ?」
魔法少女「そんな…」
童貞「それに…君にはたくさんの友達が居るだろう?その人のところへ行ってあげな」

魔法少女「(言ってる事はカッコイイのにハゲだし顔が酷くて気持ち悪い…)」
318 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:28:21.66 ID:NWGdMSqoO
んじゃ
>>128の続き

バトルではなくサイドストーリー的になった


???「タナカラボタモチっ!」

魔法少女「おばば様!それは禁断の魔法ですぅ!」

???「魔法男退治のためよっ!始末書くらいいくらでも書いてやるわ!」








童貞「…ナンバーズが、当たってる!!!」

???「ふふふ。これで来れるわね、あのお店に。いらっしゃい。たっぷり可愛がってあげるわ」
320 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:33:46.37 ID:NWGdMSqoO
???「ふふふ。奴が乗ったのは京浜東北線。行き先はきっと西川口ね」

???は西川口へ向かった。が、すぐ戻ってきた

???「こんばんにゃー」魔法少女「あれ?おばば様、西川口へ行ったんじゃ…?」
おばば「西川口?しらんがな…………?」
魔法少女「えーっ、さっきまでいたおばば様は?」
おばば「魔物じゃない?そんな匂いするし」

西川口の特殊浴場。童貞の予約先を突き止めるや、夜魔サキュバスは嬢の一人に化けていた。
321 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:38:58.56 ID:NWGdMSqoO
童貞は西川口に降り立った。

サキュバス「なにをぐずぐずしてんのっ!早くいらっしゃい!」

その頃、

おばば「魔物さんはどうでるのかしら。で、今どこにいるのー魔法男」
魔法少女「牛丼屋。」
おばば「特盛り頼んだのに、少なめの大盛り出されて、しかも気が付かないわね」

魔法少女「あ、駅に向かった」
おばば「なんでやねん」

サキュバス「なんでやねん」



童貞は気付いていた。特盛りのはずの牛丼が、少なめの大盛りだったことを、

童貞「同じ金払っても、イケメンとおれとじゃサービス内容違うんだろうな、うん」

童貞は、秋葉原に寄って帰ることした

サキュバスは店を出、OLに化けると駅に向かった。
324 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:50:27.05 ID:jHds11mXO
>>322
おいいいいいいい


最近のSS書きはちょいとレスがないだけでそうやってスネる
しょうがないなぁ
325 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:53:44.17 ID:NWGdMSqoO
>>324
みんな魔法バトルばかり書くから、こーゆーのはアレかと思ったんで。続き


乗客「…(ごくっ)」
乗客「……すげーいい女」

サキュバスは童貞の前に立った

童貞「ありえねー距離…なんだこの女…、スリか、痴漢対策の私服警官か何かか、それともまさか…」

サキュバスは童貞と視線を合わせた。童貞が逸らすも、合わせた。この誘惑に陥落しない男はいない…はずだった。

上中里。童貞は電車を降りた。サキュバスは追った。童貞は反対方向の電車に駆け込んだ。サキュバスの目の前でドアが閉まった


童貞「あれ絶対痴漢でっち上げ女だ、あぶねー」

サキュバスのプライドはズタズタ。夜魔の誘惑を断ち切った男は、童貞が初めてだった

おばば「あんた、こんなモンスターに喧嘩売ったの?」
魔法少女「ごめんなさい、小じわまで同じに化けられたら、わかんなくて」
おばば「(怒)サキュバスじゃなくて、男魔法使いよっ!もはや、人じゃない、魔物だわ。」
326 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 04:57:21.88 ID:NWGdMSqoO
童貞は秋葉原へ立ち寄った。
表通りの店でフィギュアを見ていた。
童貞「ナンバーズ当たったんだから、これくらいは…
『プレミア品!!25000円』でも、何のキャラだろう」

そのお色気たっぷりのフィギュアは、先回りしたサキュバスが化けたものだった。


童貞は店員を呼んできた。ガラスケースの番号札を渡すと「これください」

サキュバスの隣の、ロリ気たっぷりの魔法少女のフィギュアを手に取ると、レジへ向かった。


魔法少女「えええええええええ」
サキュバス「えええええええええ」
328 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 05:01:34.76 ID:NWGdMSqoO
サキュバスは童貞の前に立った

サキュバス「あんた、なんなのよ一体」
童貞「…絵ならいりませんよ?」
サキュバス「魔法小娘を打ち負かし、この夜魔サキュバス様の誘惑を跳ね返し、人間が、人間がこれほどまでの魔力を持つなんて」
童貞「…アンケートや署名ならお断りします」

サキュバス「食ってやる。このままおまえを食えば、大魔導おばばを越える魔力が身に付くんだ」
サキュバスは童貞につかみかかった。口が耳まで裂けた
童貞「消去魔法『サマーエスケープブリーフ(プールの後になくなるパンツ)』」


騒ぎを聞き付けた通行人が、110番通報していた。パトカーが駆け付けた。

警官「署まで来なさい!」
パトカーに押し込まれたのは、童貞だった。消えたのは、ズボンとパンツだけだった。人前でフりちんになるのは18年ぶりだった
警官「お怪我はありませんか」
サキュバス「ちょっ、そいつ、あたしの……」



そこへやってきたおばば

おばば「泣くな夜魔。魔法使い男はいくらでもいるんだし。ほれ」ポン。

サキュバス「パソコン?ニュー速VIP?」
おばば「魔法使い男が集うインターネット掲示板だよ。よりどりみどりだわよ」サキュバスの目が輝いた。
魔法少女「あーあ、よだれたらしてみっともなーい」
おしまい。
誤字脱字、句読点の打ち方めちゃくちゃなのはご勘弁を。
329 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 05:05:23.58 ID:GHTz6WyAO
何処まで頑張れば「甘え」じゃ無くなるんだろうな……

何時まで頑張れば諦めさせてくれるんだろうな……
342 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 07:54:46.49 ID:/q0zTr7eO
魔法少女「なぜ? どうして貴方には私の魔法が効かないの? 力が、力が途中で捻じ曲げられちゃう……」

童貞「ふっ、これまでの人生、色んなモノが俺という存在の上を通り過ぎていったよ。飛び跳ねるような、楽しげなリズムでな。
   そして俺は何時も、それらを煩わしげに見上げるだけだった。羨望を内に秘めて……。
   それが今更、貴様の呪文だけが真っ直ぐに向かってきて、この体を穿つだと? そんな馬鹿な話があるかよ!
   こいつが俺の絶対回避魔法——『常に飛ばされし順番(スキップビート)』だッ!」
347 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 09:18:08.26 ID:/q0zTr7eO
魔法少女「…………信じられない。どれだけの経験値を積めば、そんなことが……」

童貞「経験値……だと? リア充ビッチが笑わせやがるぜ。んなもん“0”に決まってる。
   だがな、これだけは覚えておけ。何も持たない奴隷だからこそ、貴様らを討つことが出来る」
348 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 09:23:24.73 ID:/q0zTr7eO
魔法少女「ゼ……ロ? 嘘よ。そんなのが許されるのは小学生までのはず……」

童貞「くくっ、使い古された台詞だな。手垢の付着具合がお前に似ているよ。
   そんなことしか言えない口なら、いっそ鎖してくれようか?
   放課後魔法——『施錠されし靴箱(ブラックボックス)』!」
364 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 10:29:00.55 ID:/q0zTr7eO
魔法少女「いやぁ~~っ! ………………え? なんとも、ない?」

童貞「なっ! なぜだ!? どうして効かない?」

魔法少女「ひょっとして、わたしも同じ経験があるから……かな?」

童貞「馬鹿な! 貴様のようなリア充が!? そんな筈があるかッ!
   言えッ! どんな魔法を使ったんだ!?」

魔法少女「嘘じゃないよ。わたし……魔法学校では落ちこぼれだから……」

童貞「なん……だと……?」
  “落ち着け、落ち着くんだ俺! そうだ、こういう時こそ呪文を唱えろ!   『あんた本当に私と付き合えると思ったワケ? ば~~~~~っかじゃねえの!?(ジェネラル・ハルパゴス)』!”
366 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 10:35:51.15 ID:YKEjRBmzO

魔法少女「この邪悪な魔法使いめっ! くらえっ! ライトニングシュート!」

 愚かな少女だ。純粋無垢であるが故に地獄を知らない。闇を知らない。
 そしてそれを、自らの強さだと勘違いしている。

童貞「無駄だぁ! 昼休み魔法——『閉ざされた個室・便所飯(イッティング・イン・バス)!』」

魔法少女「そんなっ! 私の最強魔法が掻き消された!?」

 愚かな少女よ。私の闇に呑まれて知るがいい。この世の憎悪を。この世の汚さを。

童貞「学校魔法——『囁かれる悪意の塊(セイイング・バッド)』」

魔法少女「こっこれは!? あ……ああ……あアああアあ!!」

 ヒソ……ヒソ……アイツ臭いよな。 キモイヨネー!
 水ぶっかけたら泣きやがるんだぜ——マジウケるぅ!
キャハハハ! おい! 寝たフリかヨ!
 ざわ……ざわ……誰だよコイツ呼んだ奴……マジテンション下がるわ……氏ぬよ……早くどっかいけよ……なぁ——
 空気読めよ生きてんじゃねぇよ呼吸すんなよ空気が腐る喋んな氏んでろ来んな帰れ存在がウザい菌を飛ばすな早くくたばれ便所で飯食ってろ学校やめろよ——なぁ、なんでお前、イキテンノ?

魔法少女「うわああああああ!!」

童貞「ぐおおっ! 反動が……だが、ぐふふふ……私の勝ちよ! ハハハハハハ!!」

368 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 10:44:08.13 ID:/q0zTr7eO
魔法少女「あの……どうしたの? 大丈夫……ですか?」

童貞「黙れっ! さっきのはやはり何かのトリックだろ? 連撃で確かめてやる! くらえっ!
  『机の上の辛辣な落書き(ペインフルアート)』!
  『清々しいほどのシカト(ナチュラルスルー)』!
  『許されなかった言い訳(サドンリジェクト)』!」

魔法少女「…………」

童貞「くっそ~~っ!! 何故だ? どうして効かないッ……!?」
369 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 10:48:41.11 ID:qXu90wIEO
魔法少女「本当に信じられる人はいなかったの?思い出して、温かな思い出を……」

童貞「……ああ、いた。信じられる人はいたんだ」

魔法少女「そうだよ。その思い出こそが光の」

童貞「まあ、裏切られたんだけどな!
魔道の三!学舎編————始動!『あいつなんか友達じゃねーし(イミテーションメモリー)』!!」

魔法少女「きゃああっ!!?」
373 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 11:02:04.88 ID:WXqwWo/B0
不   夢はあきらめた          来世で再チャレンジ    ストレスがマイナスの力に
健            子供の頃から夢が無かった           現状への甘え    逆
康   「あなたのような人にはなりたくない」       後      つかみとれない   境
           両親へ仕返し   早く自殺しろ  ろ                  は
       なが                        向   這いずり回る      だ
       り、              なんにもしない  き                め
出来ない  たな  そんな事ってないよ
       いい                     /‾‾‾ \   何もやれない、これからの自分
       自  常に自分を甘やかしてた   / /    \ \     両親へ、怨嗟の気持ち
       分                   /   <○>  <○>  \ 未
 「やりたいこと」が「やれないこと」に     |     (__人__)    | 来  人生はあきらめた
                           \     `ー'´    / は
     人生は他人任せ            /             \  朝
                                          鮮
                      やってできないことだらけ
375 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 11:05:50.28 ID:nL22zTEPO
なにこのスレ童貞臭い。


隊長「童貞が逃げたぞーッ!追えッ!」
童貞「逃げた……?勘違いするな」
魔法少女隊『包囲完了!……撃ちます!戦術魔法』

トガァァァァンッッッ!!!!

立ち込める爆炎。煙。

隊長「やったか……?」

……フウッ!

指揮官「煙が……?あ、あれは、賢者モード!?全隊退避!」

童貞「逃がすか。『永久に続く独リノ夜!』相手はみんな死ぬ」

ぎゅおぉぁお!




オペレーター「13才少隊が……全滅……!」
382 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 11:23:31.59 ID:ObH7614+0
魔法少女「えっ? 男の人が魔法を!?」

ドテーイ「くくっ……貴様らリア充は幸せの中で溺れて氏ね。 喰らえっ!! 『上履きの中の画びょう』!!」

魔法少女「対魔障壁展開。 盾よ、我が前にはだかり我が身を守れ『プリベント・サークル』」
魔法少女「か、完全に軽減できない!?」

ドテーイ「ふん、イージーモードで過ごして来た人生はさぞ楽しかったでだろう」
ドテーイ「それが貴様の運の尽きだ。 年間行事魔法第二式『仮病で耐えるバレンタイン』」

魔法少女「(なんていう魔力、もうダメかもしれないわ。 せめて組織のこの男の存在を……。)」
385 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 11:29:21.31 ID:WZqLos0T0
童貞「クソッタレ……この俺が……リア充イケメンなんぞに……!」

童貞「クク……だが、このままでは終わらせん……
    投影魔法『○○菌ついたー!』(グリーンデイズ)」

イケメン「なんだ?最後何か言っていたような……」

魔法少女「イケメン君!勝ったんだね!」

イケメン「魔法少女!ああ、俺達の長い戦いはついにおわ——」

魔法少女「うわっ、キモイ。近寄らないでよ」

イケメン「えっ……?」


難しいねぇ
399 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 11:55:49.38 ID:mrSfRFB9O
魔法少女「くっ…ダメ、強すぎる!」

童貞「ふん、おまえらのようなリア充共が何をやろうが、私の闇に近付けすらもしない」

魔法少女「も、もう私も闇の魔法に頼るしかない…、はあぁぁぁぁぁいっっっけー『食べ残したスイーツ(ノーイートノーライフ)』!!」

童貞「ふぅ…でっていう」
魔法少女「……!」

童貞「童貞魔道其二『埋められない携帯メモリ(スキマスイッチ)』
貴様のママゴトのような闇魔道なんぞ効かない」

魔法少女「わ、私の魔法…いえ私自身の魔力も吸い取られる……なんて深い闇……なの」
(バタン)



(ガサゴソ)
童貞「雑魚が……」
(ガサゴソ)
童貞「私の闇は……」
(ガサガサ)
童貞「深い…!」
(ガサ!)

童貞「ふひ!みんなの、け、携帯の電話帳全消ししてややややるんだ!」
406 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:21:26.26 ID:cNsDbU3DO
魔法少女「嘘! 男の人が魔法を使えるはずは……」
童貞「いいかリア充……魔法とは思いだ……
 お前達少女の夢希望光未来が魔法の力なら……
 俺達童貞の現実絶望闇過去も魔法の力になる……
 死ねリア充……リア充なんてみんな、みんな死んだ方がこの世のためだ。
 いいやいっそ、こんな世界、壊れてしまえ!」
魔法少女「あなたが辛い思いをして生きてきたのは、なんとなくだけど、わかった。
 でもっ……それでもこの世に死んだ方が良い人なんて居ない!
 あなたにこの世界は壊させない! 私が止める!
 束縛魔法『サンシャインニードル』!」
童貞「陽の棘ならたった四音なのに……
 まぁ本物の陽の棘に比べたらゴムみたいなものだが……
 まぁそんな事はどうでもいいが」
魔法少女「なんで、なんで歩けるの! 棘に貫かれた筈なのに!
 なんで! いや……やめて、来ないで! いやぁ!」
童貞「お前にも教えてやろう……この世には死んだ方が良い人間が居ることを……
 そう、俺のような人間のことだ……『アンタナンテウムンジャナカッタ』」
魔法少女「なにこれ……声が……いや……イヤ……
 イヤァアァアアアアアァアァアァァ……」
童貞「ふふ……魔法少女と云えど所詮リア充……この程度……
 俺は何度言われたことか……初めて言われたのはそう中学生の(省略されました。続きは実体験と照らし合わせてください)
415 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:46:56.45 ID:7rMrehC20
童貞「くらえ!『体育館裏で体育座りしてた学園祭(サクリファイスオブカーニバル)』」

童貞「これでとどめだ!『何故か誘われたカラオケで歌ったら周りドン引き(ヴォイスオブディスペアー)』」
417 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:48:36.29 ID:nVqJGnzOO
魔法少女「男の人なのに、何故魔法を!?」

童貞「お前には分からない、日の差さない場所を知らないお前らなんかには!邪魔をするなよ!」

魔法少女「!…あなたは危険です。魔力を放棄してもらいます、ホーリーレイン!」

童貞「上からか!いつでもお前らは上からだ!『聞こえよがしの悪口を聞こえないふり(セイブ プア プライド)!!』」

魔法少女「全てかわされた!?まさか…無傷、そんな…!」
420 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:53:34.78 ID:nVqJGnzOO
童貞「うひゅひゅひゅ、見たか見たか見たか?ボクの力を!お前らより強い力だ!」

魔法少女「く…なら、」

童貞「遅い!『箒で追い立てられる掃除時間(イビルジャベリン)!』」

魔法少女「きゃあああ!」
422 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:56:19.17 ID:E3IOFWFd0
鬼女が世界を「現実」で満たすため魔法少女隊と対決する。
童貞は静観しつつ魔法少女(主役級)にたまにちょっかいをかける。

最終決戦。「現実」に飲み込まれ世界を滅ぼしかねない力を得た鬼女。
眷属の気団、鯛男、喪女を世界各地にばらまき、世界から夢と希望を奪おうとする。
世界を守るため、戦い続ける魔法少女隊。
自衛隊、VIPPERも魔法少女隊に協力しついに最終決戦。
鬼女を結界で封じ、魔法少女(主役級)の究極魔砲で倒そうと試みるも、結界を破るため襲い掛かる鬼女の眷属たち。
奮戦し結界を維持するが、ついに一箇所が突破されてしまう。もはやこれまでか・・・と思った時、現れる影。

童貞だ!あの野郎、こんな時に・・・という声を背に受け、眷属たちに向けて魔法を放つ。
しかし効かない!心の闇を持つ者に童貞魔法は効かないのだ。
ボコられる童貞。リア充な魔法少女隊他はキモがって助けに行かない。
しかし死を目前にしても不敵な笑みを消さない童貞。
そして唱えられる、魔法使い童貞の究極魔法。心の闇を持つものを討つための、唯一つの魔法。
それは、世を恨み破滅を願ったはずの童貞の心に、最後まで残った温かなもの。

「…終の魔道。愛————
  『J( 'ー`)し (ナニガアッテモ、カーチャンダケハアンタノミカタダヨ)』・・・」


すさまじい閃光が、戦場を包み、残ったのはおびただしい眷属の死体。
そして…満足げな微笑を浮かべ、眠るように横たわる、童貞の姿だった・・・。


ちなみに、死体は眷族と一緒に海に捨てられました。
423 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:56:24.00 ID:nVqJGnzOO
>>419
俺は待ってるんだが…

しかしここの作者は心が弱いな、一レスの批判で止めるとは。
まぁデフォで作品になじられてるんだからある意味自然やも知らん。
425 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 12:58:29.22 ID:a1pRN8usO
童貞「俺はよぉ、てめぇみたいな女にはよぉ、いつもこう言ってやンのさぁ」

童貞「ビィィィィィッッチ!」(中指を立てる)
427 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:04:10.76 ID:/q0zTr7eO
>>423
じゃあ支援ついでだ。
お前さんだけの為に書き手の邪魔にならん程度のまったり速度で落としてくよ。



魔法少女「だから、わたしは本当に——」

童貞「そうか! わかったぞ! お前あれだろ? 遠距離型の魔法は効かないタイプか。だろうなあ……。
  『どんなに遠くにいても、心はずっと一緒だよ』とか言いつつ離れて3日で浮気してそうな顔してるもんな」

魔法少女「そっ、そんなことないです。それに、わたし、まだ彼氏なんて一度も……」

童貞「やれやれ、嘘をつくのもここまで上手いと一つの魔法だな。……汚ねえ黒魔術だ」
428 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:05:51.01 ID:nVqJGnzOO
>>420
魔法少女「くっ…なんて威力…でも、ここで倒れるわけにはいかない…」

童貞「うひゅ、うひゅひゅひゅ、ズタボロでいいざm」

魔法少女「私に力をくれた、イケメン君のためにも!ライトニングバインド!」

童貞「死ね!苦しんで死ね!『弄られキャラなんだと言う誤魔化し(フェイクユアセルフ)!』」
440 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:19:29.98 ID:nVqJGnzOO
>>428
魔法少女「イケ…メン…君…」どさ

童貞「はぁ…はぁ…、クソっ!ザコ相手にここまでの魔法を使ってしまった…ぐぅ!反動が…」

童貞「…はぁ。(チラ)…ふん、魔力はザコだし、当然ながらもう中古らしいけど、見た目だけは中々じゃないか…」
童貞「(にや)」

魔法少女「ううーん…」ずるずる
443 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:24:10.35 ID:/q0zTr7eO
>>427

童貞「もういい。喋るな。こいつで直接攻撃してやる。出でよ、滅びの魔剣!
  『拒絶されし思い出の刃(ノーモアタイム)』!」

魔法少女「やめてっ! やめて下さい!」

童貞「そうだ。ひざま付け! 命乞いをしろ! 貴様は童貞王の前にいるのだよ。くくっ……」

魔法少女「…………」

童貞「なんだ? その憐れむような目はっ! くそっ…………やはり貴様は気にくわん。
   ゆっくりと串刺しにしてやる! 味わいやがれ! 秒速5センチメートルの苦痛をなあ!」
444 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:29:31.82 ID:a1pRN8usO
童貞「俺の能力は幻影(イリュージョン)!負の感情を垂れ流す!」

少女「いやぁっ……イケメン先輩なんでそんな酷いこと言うのっ!?」

童貞「貴様は過去に出会った人物からの罵詈雑言を受けてもらう。耐えられるかな?」
449 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:43:41.71 ID:/q0zTr7eO
>>443


グサ——…

魔法少女「うぁ——あっ……あれ? 痛く、ない……。ただ凄く冷たくて、でもどこか、温かい……?」

童貞「なっ、何故だ!? 刃先は既にお前の肩の肉を——」

ズッ スラッ——

童貞「馬鹿な! アダマスの槌でさえ傷一つ付けられなかったこの剣が————。
   こいつの肉が飲み込んだ分だけ、欠けている!?
   いや、これは欠けたというより、まるで初めから存在していなかったかのように…………」

魔法少女「あ、でもわたしには傷一つない。なぜでしょうね? 不思議です」

童貞「きっさっまぁあああーーっ! リア充のくせに、リア充のくせに、リア充のくせに、リア充のくせにィーーっ!!」

魔法少女「や、ですからね。わたしは——」

童貞「五月蝿いっ! この場は引いてやるッ! しかし!! 次に遭ったときが貴様の最期だ。
   俺を運べ! 安息の地へ! アラ・アンタ・タマニハ・ソト・デ・アソンデキタラ!
   移動魔法——『帰宅部の星(リビングデッド・スター)』!」
452 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:47:58.24 ID:nVqJGnzOO
>>440
どさ!
魔法少女「はぅ!くっ…ここは?」

童貞「どこにでもある、人気の無い路地裏だよ、うひゅ、うひゅひゅ」

魔法少女「ディバイン…!魔法が使えない!?」

童貞「気絶してる間に何もしないとでも思った?馬鹿だなぁ、…余程周りはいい人ばかりだったんだろうなぁ…!『卒業アルバムに集合写真以外写ってない(ノーイグジスタンス)!!』」

魔法少女「うっ!か、身体が、動かない…」

童貞「これでもうお前は何もできない…」ニヤニヤ
456 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 13:58:27.32 ID:zqcNW2TyO
つまり、童貞を倒すために、魔法少女は魔法少女としての資格=「処女」を失うことで、童貞を童貞ではなくしt……

何が言いたいのかわからんくなってきた……
457 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:01:20.61 ID:nVqJGnzOO
魔法少女「私をどうするつもり…?」

童貞「うひゅひゅひゅ、薄々分かってるだろ?…『なんとか底辺の男子同士で固まる(ルイトモ)』!」


DQN1「お?何かあっちに良いもんがある気がするぞ?」

DQN2「お?1っちゃんも?なーか俺も気になんぜ、あっち」

DQN3「お?行く?」

DQN4「おお?行っちゃう?」
459 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:04:37.39 ID:My4CUf1c0
>>456
魔法少女「私も魔法使えなくなるけど……でもいいんです。道程さんが魔法をあきらめてくれるなら……」

or

魔法少女「世界を守るためなら……私が犠牲になれば、、それでいいなら私頑張ります!!」




こんな感じでよろしいですか?
460 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:06:17.05 ID:nVqJGnzOO
>>457
魔法少女「今のは…?」

童貞「うひゅひゅひゅ、クズを集める呪文さ…!さて、俺は隠れるぜ」

ごそごそ
童貞「ティッシュ、カメラ、飲み物…完璧でゅふっ」


魔法少女「あいつ…どこへ…?」

DQN1~4「お?」

魔法少女「!」びくっ
462 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:14:46.45 ID:/5EMPnVFO
女王「魔法少女よ、このままでは我々に勝機はありません。過去へ行き、童貞の童貞たる由縁を破壊するのです」
魔法少女「こ、殺してしまうということですか!?」
女王「いいえ、顔をマシにしてしまうのです。彼は恵まれなさすぎた、だからこそあの魔力が宿ったのです」
魔法少女「それで過去を変える、と…」
女王「本来なら許されることではありませんが非常事態です、世界の未来をお願いしますね」
魔法少女「わかりました!」
ヒュン

童貞「過去を変える、だと?ふざけるな、リア充への怨みを忘れてたまるか!リア充のために生まれ変わらされるなんて、死んでも耐えられねえ!見逃さねえぞ魔法少女!」
467 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:19:12.74 ID:nVqJGnzOO
>>460
魔法少女「あ、あの、助け…」

DQN1「よーかのじょー?何そのカッコ?コスプレ?ってやつ?」

DQN2「つか何してんの?こんななんもねーとこで。つかエロくね?そのカッコ」

DQN3「おめーそんな趣味かよ…?…でも確かにいいな、この女…」

DQN4「何黙ってじっとしてんのコイツ、こんなカッコでさ…誘ってんじゃね?」

魔法少女「ち、違います!」
470 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:23:28.38 ID:nVqJGnzOO
>>467
DQN1~4「違っても関係ねーよなw」

魔法少女「い、いやぁー!」

童貞「うひゅ、うひゅひゅ、うひゅひゅひゅひゅひゅ…!」



魔女「イケメン君一人の方がパワフルだったなぁ…」

DQN1~4「パねぇ…」ぐったり

童貞「なん…だと…?」
476 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:31:24.78 ID:tN5zn08NO
職場の術式

童貞「逝けっ!見えざる悪意の刃『俺の事慕ってくれてると思ってた後輩が俺が席を外した途端悪口言い始めた(サイレント・デス・シンフォニー)』!!」

童貞「コイツも持ってけ!悪意ある集中放火『なんか上司が俺が失敗したときだけ異常に厳しい(ピンポイント・ハート・クライシス)』!!」
480 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:40:02.48 ID:nVqJGnzOO
>>470
魔女「あ、ここに居たんだー?」

童貞「!?」

童貞「早い!何処にそんなパワーを!」

魔女「あーさっきの人たちの精力☆かな?」

童貞「こ、このビッチ!中古品!!尻軽女!!」
485 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:45:34.65 ID:/5EMPnVFO
童貞「お前も大変だよなぁ、命を賭けて俺みたいなのと戦って、お前の陰に隠れてるリア充どもは暢気に遊びに行ってるのになぁ、ククク」
魔法少女「わ、私は皆の笑顔から力を貰って…!」
童貞「それは、皆が俺をあざ笑った時の笑顔も含まれてるのか?」
魔法少女「…!!」
童貞「上手くできてるもんだ、罪深い行いが巡り巡って夢と希望に結び付くんだからなぁ」
魔法少女「…」
童貞「別にリア充全部が悪いと言ってるんじゃない、俺に悪意を向け、自分はのうのうと幸せを掴んだ奴らが気に喰わないんだ、そいつらを引き渡せば他の奴らの命は助けてやる」
魔法少女「…それでも、それでも私は皆を守りたい…あなたも含めて!」
童貞「綺麗事をぬかすなあああぁぁぁ!!」
489 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 14:52:00.88 ID:nVqJGnzOO
魔女「えー、『イケメン君には話さないから大丈夫だよ(ワードオブインモラル)』?」

童貞「おぶっ!」

魔女「それに『心は許してないから浮気じゃないもん!本当に好きなのはイケメン君だけ(ワードオブイディオッツ)』!」

童貞「ぐはっ!」

魔女「中に出されちゃったなぁ…いけない日なのに。『まぁ出来ちゃってたら魔法で卵焼き潰せばいいか♪(ワードオブインジャスティス)』」

童貞「ほぐっ!」

『一人三柱陣・現実』

童貞「ぎやあああああああ!!」
493 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 15:07:04.93 ID:nVqJGnzOO
>>489
童貞「耐現実障壁、『そのうち俺は凄くなる(エスケープフロムリアル)』越しにこの威力…!さっき賢者モードになれなかったのがまずかったな…」

魔女「さぁ、観念しなよ。その身体じゃまともに逃げられもしないでしょ?」

童貞「…くっ!」
498 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 15:26:37.50 ID:/5EMPnVFO
ニュース『先月発表された大型隕石は地球への直撃コースで向かっており…』

ゴゴゴゴゴ…

魔法少女「こんな大きい隕石…どうすれば…」
童貞「…手を貸してやる」
魔法少女「ど、童貞さん!?どうして…」
童貞「リア充どもを守るお前は敵だが、お前自身に罪は無い。そんなお前が地球そのものを守ろうとしてるんだ、端からただ眺めてるのは寝覚が悪い」
魔法少女「あ、ありがとう!」
童貞「勘違いすんなよ、今回だけだ、それにまだ生きて帰れると決まったワケじゃない」
魔法少女「私と貴方が力を合わせればできないことなんてありませんよ」
童貞「ふん、まさか俺が希望の一部に取り込まれるとはな…」

隕石(ゴゴゴゴゴゴ…!!)

魔法少女「行きます!」
童貞「行くぞ!」

二人『ファニーバイト!!(魔法少女:楽しいアルバイト)(童貞:楽しいメモリ増設)』
508 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 16:03:07.49 ID:/5EMPnVFO
魔法少女「世界中から歓喜の叫びが聞こえる、頑張って良かった…」
童貞「もっとも、感謝されるのはお前だけだろうがな」
魔法少女「そんなこと…!」
童貞「いや、わかってるんだ、それ以上言うな」
魔法少女「ご、ごめんなさい」
童貞「魔力も尽きた、負のパワーも今のこの状況じゃ集めることもできない、さあ、俺を倒せ」
魔法少女「…残念ながら私も魔力切れです」
童貞「そうか、じゃあさっさと逃げるとするわ」
魔法少女「はい」



童貞「…世界に喜びが満ちてる時に夢と希望の使者の魔力が切れるワケ無いだろうが馬鹿やろう」

魔法少女「童貞さん…笑ってた」
510 : 保守 2009/03/18(水) 16:16:13.12 ID:/q0zTr7eO
>>449


——DTハウス

童母「あら、あんたたまには外で遊んできたら? 今日も直帰なの? 職場の人と呑みに行くとか——」

童貞「ごめんな、母さん。今ちょっと気が立ってるからさ。話し掛けないでくれる?
   あ、あと今夜は飯いらないから……」

トン トン トン……

童母「そう、わかったわ。あ、洗濯物だけはちゃんと下に持ってきとくれよ」
童貞「……了解」
  (あの移動魔法は便利だけど、玄関先までしか戻れないのと必ず母ちゃんのあの台詞が待ってるってのがどうもなあ……」

童母(ついでに浮いた話の一つや二つ持ってきてくれないもんかねえ……。
   あの子ひょっとしてあの歳で童貞だなんてこと……無いわよねえ、流石に……)

トン トン トッ
  スタスタスタ
      ガチャリ バタン
512 : 保守 2009/03/18(水) 16:33:13.27 ID:/q0zTr7eO
>>510

——DTフィールド(自室)

童貞「はぁーーっ……」

ギシッ

童貞「やっぱりこのバロンチェアが一番落ち着くな…………。しかし、あのクソガキめ……」

ギリギリギリ

童貞「去年の誕生日に力を手に入れてから初めて味わう、この敗北感……。許せねえ……。
   しかも、あんな下らない嘘を。可愛いイジメられっ娘なんて三次元に存在するわけねえだろうが……」

カシュッ グビグビグビッ
513 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 16:34:17.81 ID:sVgxQxDF0
魔法少女「何で……何で貴方はこれだけの魔法を受けて、平然としていられるの!?」

童貞「平穏とは、何だと思う?」

魔法少女「決まってる! 誰も彼もが笑って過ごせる、そんな素敵な……」

童貞「違うね。平穏とは「何も感じない」ことだ。例え殴られても、蔑まれても、無視をされても……
    感じることがなければ平穏は訪れる。違うかい?」

魔法少女「わからない、アナタが何を言っているのか全くわからないわ!」

童貞「ああ、君はきっと素晴らしい世界で生きてきたんだね。でも、羨ましいとも思わないよ。
    君にも、平穏をあげよう。永遠に、平穏の中で眠り続けるといい」

魔法少女「い、いやぁぁぁあああああ!!」

童貞「『そして俺は考えることをやめた(エターナルプリズン)』」 

童貞「さよなら。そして、おめでとう。平穏は、幸せなんだ」
516 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 16:42:14.08 ID:nVqJGnzOO
>>493
魔女「何を足掻くの?『今でも50年後でも何も残せず死ぬのは変わらないくせに(ミーンレスライフ)』!」

童貞「ぬぐ!」

魔女「だいたいさっきからあなたの魔法ってば、『安全圏から周りを責めるだけだよね(エイムザコア)』?一方的に相手が悪い悪いって『自分が責められるほどには踏み込まなかったんだよね(エイムザコア)』。『そんなだからそうなるんだよ(エイムザコア)』」
魔女「『結局可哀想な自分に酔ってたいんでしょ(エイムザコア)』?」

『一人天輪陣・結局勇気が無い』

童貞「………」
518 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 16:51:06.15 ID:/q0zTr7eO
>>512


童貞「ぷはーっ。あんな……あんな哀しそうな表情まで作りやがってよ。
   魔女じゃなく女優にでもなりやがれってんだ。チクショー」

グビグビグビ

童貞「……いっちょあれで確かめてやろうか。……いやいや、それは人として。   ————でも、俺の魔法が通じない奴なんか初めてだ。つまり、あいつは俺の最大の驚異と言って良い。
   敵状視察は何も……恥ずかしいことじゃあ、な、ないよな?」

グビグビグビ

童貞「ぶはーっ。よしっ、こいつをこんなふうに使うのは初めてだが、まあ問題ないだろ」

ヒョイッ カタン

童貞「さあ、我が望むものを普く映せ!
  『仄暗い自室の鏡(ホープフル・ミラー)』」

パァアアアアッ
522 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 17:04:42.98 ID:/q0zTr7eO
>>518

——魔法学校の校庭

トボトボ……

魔法少女「……今日も失敗しちゃったな。でも、今回は流石に相手が悪かったわよね……はあ」

先生「おかえりなさい、魔法少女」

魔法少女「あ! 先生……。あの、その、ただいま……戻りました」

先生「その様子だと、今回も駄目だったようですね」

魔法少女「…………はい」

先生「同期は既にこの試験をクリアしてみんな卒業していったというのに、貴女ときたら……」

魔法少女「で、でも今回の標的は今までとは全然違って——」

先生「言い訳は結構。せっかく今回は反応の小さいのを選んであげたというのに、貴女ときたら」

魔法少女「で、ですから——」

先生「おやめなさい。見苦しいだけですよ。しかし、困りましたね。私のクラスから退学者を出すと査定に——」

魔法少女「査定??」
523 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 17:06:56.33 ID:pcqTcoPQ0
童貞「俺の闇を味わうがいい…ブサメンきめえ(カオスヘッド)」

魔法少女「くっ…防御結界・禁断の女子更衣室(パラレルワールド)」

童貞「ふん…女子更衣室に投げ込まれたカバン(バッグ・トゥー・ザ・ヘル)」

魔法少女「そんな!結界が…きゃああああ!」

童貞「まだまだ…開かない教科書(クローズドノート)」

魔法少女「暗い!暗いよおおおぉぉ…」

童貞「終いだ…長すぎる休み時間(ノットフリータイム)」

童貞「もう終わりか…俺の受け続けた痛みはこんなもんじゃない…
   所詮リア充、脆い生き物だ…」

童貞「闇に堕ちろ無知な少女…俺達の絶望は貴様らには理解できないんだ…」
525 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 17:12:33.21 ID:1CWqOFs00
童貞「魔道の十三、家庭編————
   始動!『ただで食う飯は美味いか(グレイトファーザー)』! 」

童貞「(まだだ……、まだ終わらん)」

童貞「魔道の十三、家庭編————
   連結!『親戚一同の心無い小言(ミニオンカースワード)! 』」

魔法少女「童貞さん、やめてよ!血が……血がでてるっ」

童貞「まどうのじゅう……さんっ!、家庭編————」
   圧縮!『かあさんとおとうさんの子だもの(ハートフルマインド)』」

童貞「不甲斐ない自分を棚上げして生きてきたツケがいま此処にあるんだ」

童貞「そのツケを清算できるかもしれないんだ……最後まで、今回ぐらい最後まで……」

魔法少女「別にいいじゃないですか!ネクラでもオタクでもブサイクでも足がくさくても油ぎってても二目と見れた顔じゃなくてもPCみて変な顔で笑ってるところを見られて死にたくなっても社会不適合者でも……童貞でもいいじゃないですか!!」

童貞「じゅう……さんっ、————
   転化『母の死(グレイトフルデッド)』! 」

魔法少女「(その時の童貞さんは何故か笑っているように見えて)」

童貞「完成したよ。魔道……終編、転生『俺、働くわ(エターナルフェニックス)』」

魔法少女「童貞さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
528 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 17:15:26.49 ID:/q0zTr7eO
>>522

先生「ゴホン……んっんっ、貴女には関係ないことですよ。……さて、どういたしましょうかねえ」

魔法少女「そうですねえ……」

先生「他人事みたいに言うんじゃありません!」

魔法少女「……すいません」

先生「まったく……。よろしい! 貴女には特別措置をとって差し上げましょう」

魔法少女「特別……と、言いますと?」

先生「本来なら一度で仕留められなかった者を再び試験の相手にすることはありません。
   未知の敵をその場で如何に攻略するかというポイントが評価できなくなりますからね」

魔法少女「ということは、またあの人と——」

先生「そうです。この学園の管理下に無い場所で力に目覚めたハグレ魔女を一人で倒すこと。
   それが卒業の為の最終課題ですからね。今度はきちんと処分してきなさい」

魔法少女「でも先生、あの人は魔“女”ではありませんでした!」
530 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 17:26:31.43 ID:/q0zTr7eO
>>528


先生「ははっ、私がこの手で作り上げた羅針盤で探り当てた反応が“魔女”のものではなかった?
   つまり、『先生の魔導具はポンコツだ』、と。貴女はそう仰るのですか?」

魔法少女「いいえ! とんでもありません! でも、あれは確かに……。先生も一度その目でご覧に——」

先生「もう結構。繰り返しになりますが、貴女の標的は決定しました。
  『一人で』倒すまでは帰ってこなくて構いません。出来なければそのまま退学です」

魔法少女「そんな! 先生! センセ——…」
534 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 17:35:49.11 ID:/q0zTr7eO
>>530

——再びDTフィールド

童貞「ここまでにしとくか。しかし……ありゃ真性の落ちこぼれだな……。
   会話のグダグダっぷりと教師の対応からして、イジメも案外本当かもな……。それにしても——」

ギシッ

童貞「今まで遭遇した魔法使いのビッチ共がクソ弱かったのは、正規の過程を踏んでいないパチモンだったからか……」

グビッ

童貞「そして俺がほっといてもいずれは本物の魔女っ娘たちに駆逐される運命だったとはな……」

グビグビッ

童貞「じゃあ、俺がこの一年近くもの間、生き甲斐にしてきたことは何だったんだよ……」

グシャッ

童貞「何かもう、どうでもよくなってきたな。いっそのこと、あの子に殺されてみるのも、悪くないか……」
540 : 果たして>>1は帰ってくるのか………… 2009/03/18(水) 17:52:01.36 ID:/q0zTr7eO
>>534

——再会@廃工場の裏にある空き地

童貞「よう、また遭ったな。死ぬ覚悟は出来たのか?」

魔法少女「……やっぱり、気付いてましたか。わたしが後をつけていることに気付いていながら
     こんな人気の無い空き地に誘導したってことは、よほど自分の力に自信がおありなんですね」

童貞「さあな。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。何れにしても」

ザッ——

童貞「もうそんなのはどうでもいい話さ。さあ、やる気は十分あるんだろ?
   かかってき——」

魔法少女「魔導具No.654——『排撃する緑色の拳(グリーンインパクト)』!」

ドッガァァアアアンッ!
543 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 18:03:59.40 ID:/q0zTr7eO
>>540

童貞「ほう……先手必勝ってわけか」

魔法少女「申し訳ありませんが、今回は色々と準備させて頂きました」

童貞「そうかい。結構なことだ。しかし、このサイズの土管が一撃で粉々とはな。たいしたもんだ」

魔法少女「あなたには物理的な攻撃しか通用しないと思ったのですが、わたしはそういう系統の魔法は得意ではありません。
     なので、こういう道具を使わせて頂きます」

チャキッ

童貞「そうかい。好きにしな。ま、本当にそれが通用するかどうかは分からんけどな」

魔法少女「そうですか。では何故、わざわざお避けになったのです?」
544 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 18:11:37.47 ID:5kRSYCakO
魔法少女A「この家の二階に男の癖に魔法を使うやつがいるのね?」

魔法少女B「その通り。魔法省から捕縛命令が出ている」

A「そうとわかったら話は早い!いくわよ、B!」

バーン!

A「やいやい悪の魔法使い!覚悟し」

A「………」

ドサッ

B「…A?」

童貞「無駄だよ。そいつはもう死んだ。この隠者(ひきこもり)の住み処に足を踏み入れた時点でな」
546 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 18:15:15.46 ID:/q0zTr7eO
>>543

童貞「ちっ——」

魔法少女「ふふっ、意外と根は正直な人なんですね」

ドガァアアアン
   ズガァアアアン

童貞「そっちは意外と、ほっ、よっ、ととと、好戦的なんだな……。前とは別人みたいだ」

ズザザザザッ

魔法少女「わたしには目標があります。立派な魔女になって自分の故郷に帰らなければなりません。
     その為には、『発動ッ』!」

ズゥウウウウンッ
 ドドドドドドドドドッ

魔法少女「……鬼にだってなってみせますよ」
547 : 保守。まだかなあ……。 2009/03/18(水) 18:28:28.84 ID:/q0zTr7eO
>>546

モクモクモクモク

魔法少女「魔導具No9——『地下街の爆弾魔(スニーキング・ボマー)』——…」

サーーッ——…

魔法少女「一定範囲の領域の地下を這い回り、合図と同時に起爆する。
     ハグレ魔女や森に巣食う魔の者たちが、今よりもっと邪悪で強力だった時代の古い魔導具です」

カラン カラカラッ ドズーン

魔法少女「あ、塀が……。ちょっと……やりすぎでしたかね。こう派手に吹き飛ばしてしまったのでは、死体の確認も……」

童貞「誰が死体だって?」

魔法少女「えっ!?」クルッ
548 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 18:31:38.54 ID:4WykppxV0
魔法少女「もしあなたが絶望に押しつぶされそうになっても、私が傍で支えてあげる。だから、一緒に頑張ろう?」

童貞「同情のつもりか?どうせ内心では俺のことをバカにしてるんだろうが!戦う気が無いならもうほっといてくれ!!
   ——孤雄結界『醜顔の独身貴族(エリート・アンダードッグ)』」

童貞(世界の悪意は伝染する。あなたのような優しい女性を不幸にする訳にはいかんのだ・・・)
550 : お、誰か来てる。一旦自重するか。 2009/03/18(水) 18:43:14.65 ID:/q0zTr7eO
>>547

童貞「ま、生ける屍ってなあ学生時代から良く言われてたけどな」

魔法少女「くっ」

バッ
 タッタッタッ
  ズザザザザッ

童貞「おーお、やっぱ身軽さはなかなかのもんだな。それに、この場所に誘導されたのが、まさかこっちの方だったとはな。
   全然気付かなかったぜ? なかなかの演技力だ。お前、魔女なんかより女優にでもなったらどうだ?」

魔法少女「……余計なお世話です。わたしには、絶対に魔女にならなければならない理由がありますから……」

童貞「そうかい。で、その為には絶対に俺を殺さなければならないってわけだ?」

魔法少女「何故それを…………はっ! なるほど、そういうことですか。本当に正直な人ですね。
     …………でも、最低です」

童貞「昨日今日あったばかりの人間を理由も告げずに殺めようとしている奴よりか?」
557 : では。しかし接続悪いな。書込エラーばっかりだ。 2009/03/18(水) 18:56:58.58 ID:/q0zTr7eO
>>550

魔法少女「くっ……それは……。でも、仕方が無いことです。あなた方のように抑制の術を知らない状態で
     魔力に目覚めた人たちは遅かれ早かれ力に飲み込まれて暴走します。そしたら大勢の人の命が——」

童貞「んなこたあ聞いてないんだよ」

魔法少女「えっ!?」

童貞「そんなさあ、大義名分っつうの? お前が道徳の時間に習ったような綺麗事なんか聞いてないって言ってんだよ」

魔法少女「な!? 綺麗事ではありません! これは事実です!」

童貞「わかった、わかった。それは事実。うん。何の問題もないよ。
   で、お前が魔女だなんてアナクロなもんにどーしてもなりたい理由ってな何なんだ?」
559 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 19:01:15.50 ID:h/EYrg6OO

魔法少女「今日こそ、今日こそ貴方を倒して見せます!」

童貞「一つ言っておこう…『ノビタ』が『デキスギ』に勝てるかッ!?お前は俺にとっての、『リア充』なんだよ少女ーッ!!」

魔法少女「またワケの解らないコトを…!『数多の火矢よ、彼の敵を燃やし尽くせ』(ファイヤボルト)!!」

童貞「無駄無駄無駄。分身魔法、『鞄を盗られてパス回し』(バッグトゥザフューチャー)!!」

魔法少女「そんな!全て回避され…」

童貞「続けていくぞ…追撃魔法『諦めたら窓から放り投げ』(テイクオフフロムウィンドゥ)!!」

魔法少女「キャァァッ!?」(分身が魔法少女を高空へ投げ上げる)

童貞「これで『最後』だッ!ブッ潰れろよォオォォッ!!『結果、ブチ撒けられた弁当箱』(ランチボックス・ザ・ワールド)!!!…この数の分身の一斉攻撃に耐えられるかな?と言っても、(その時の精神的な意味で)時の止まった世界では聞こえんか…」

┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛(そして時は動き出す)

魔法少女「マ、ママ…トマトは嫌いだから入れないでって…」(ドシャア)

童貞「フハハ…実に、実にスガスガシイ気分だッ!!お前はこの私との『絶望』比べに負けたんだよッ!」

561 : >>560俺も真っ先にそれが頭に浮かんだ 2009/03/18(水) 19:10:50.19 ID:/q0zTr7eO
>>557

魔法少女「……あ、あなたには関係」

童貞「大有りだろうが。お前はその為に俺を殺そうとしてるんだろ?」

魔法少女「それは……」

童貞「なっ、だからさあ、冥土の土産ってことで一つ頼むよ」

魔法少女「はーっ——…」

スチャッ

魔法少女「分かりました。お話しますよ」

童貞「よーし、そうこなくっちゃな」

魔法少女「わたしの故郷はずっと遠くにある鄙びた山村で、地図によっては載っていなかったりするような小さな所なんです」

童貞「ふーん、いわゆる辺境の地ってやつだな」

魔法少女「ええ。それで、其処にはとある風土病があるのですが、それは現代の医学では対処しきれない難病なんです」

童貞「なるほど、それでお前さんは魔法で病気を何とかしようってわけか」

魔法少女「少し、違います」
564 : ぐはっ。小用が入りました。八時ちょい過ぎくらいまで消えます。 2009/03/18(水) 19:25:26.65 ID:/q0zTr7eO
>>561

童貞「と言うと?」

魔法少女「わたしの実家はわたしのように魔力に目覚める素質を持つ女子を時折輩出してきた家系なんです。
     それで、その病に対する特効薬を作る秘法も代々伝えられてきました」

童貞「なんだ、薬はもうあるのかよ。じゃあ何も問題ないじゃないか」

魔法少女「いいえ、それがあるんです。今その薬を作れるのはわたしの曾祖母にあたる村で唯一の魔女なんですが、
     その大婆さまはもう長くはありません。わたしが魔女になり、村に帰って技術を伝承しなければ、
     わたしたちは故郷を捨てなければなりません。
     けれど、あの村の清浄な水と空気の中で特殊な病原菌を浴び続けるという環境に馴れ親しんだ村人たちは、
     もう他の土地で生きていくことはできないのです」
566 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 19:26:40.41 ID:+E2C/8qM0
童貞が黒髪普段は物静か系のイケメンで再生されるんだが・・・
俺はこんなにかっこよくできないぞ?

魔法少女「死んでください」

俺「やだやだ助けていやだってばピャ嗚呼ああ(´;ω;`) 」

とかなりそう
569 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 19:30:27.08 ID:PI2trFO10
【 アフィブログに転載されたこのスレを読んでいるお前へ 】

おい、お前。そう、お前だよ。
「このブログおもろいから見てみ」「2ちゃんで話題沸騰中のスレだぜ」とか書かれてホイホイと
この転載されたスレを見にきた、お前のことだ。
どうだ?このスレおもしれーだろ。
でもな、お前はこのスレを読むだけで、俺等と意見交換したり参加することはできねーんだよ。
可愛そうにな、プププ。
俺は今、ライブでこのスレに参加してる。
すっげー貴重な経験したよ。この先いつまでも自慢できる。
まあ、お前みたいな出遅れ君は、コピペされたこのスレを指くわえて眺めてろってこった。
573 : 少し手が空いたので一個だけ 2009/03/18(水) 19:50:24.45 ID:/q0zTr7eO
>>564

童貞「なるぼど、な。……あれ? でも、お前は普通に此処に来てるじゃないか?」

魔法少女「魔力を持つ者が普通の人間とは違うのはあなたもよくご存じでしょう?」

童貞「たしかに。……そういうことか。でも、何もお前がそんなことしなくても、余所の魔女に外注すりゃあ——」

魔法少女「とある辺鄙な村に奇病があります。その薬を作るには、ざっと百を超える種類の薬草を
     其処の土と水を使って休むことなく管理し続けなければなりません。
     貧乏な村なので高いお給料は払えません。     しかも、外で生まれた人間にこの薬が効くかどうかは不明です。
     それでもどうか、ここに来ては下さいませんでしょうか?」

童貞「…………」

魔法少女「あなたは、こんな求人に手を挙げますか?」
580 : ただいま。書き溜めもう無いけど……。 2009/03/18(水) 20:12:23.27 ID:/q0zTr7eO
>>573

童貞「……いや、お断わりだね」

魔法少女「それにね、今は正規の資格を持つ魔女って随分少ないですよ。
     そして、みんなそれぞれの理由を抱えているんです」

童貞「他人に構ってる余裕なんてないってことか。どこの世界も同じだな……」

魔法少女「ええ、じゃあそろそろ」

童貞「闘うかい?」

魔法少女「いいえ、お別れを告げなければなりません」

童貞「お別れ? 何だ、もう勝った気でいるのか?」

魔法少女「…………ごめんなさい。あなたは気付かなかったでしょうけれど——」
583 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 20:24:31.10 ID:/q0zTr7eO
>>580

童貞「ぶはっ!」

魔法少女「!?」

童貞「ああ、悪いな……。真剣な話の最中だってのによ。つい吹き出しちまったぜ」

魔法少女「まさか、あなた……」

童貞「勿論気付いてたさ。さっきの爆弾が撒き散らした極小の針の群れ。
   お前、あれに何か塗ってたろ?」

魔法少女「……ええ」

童貞「でさあ、話聞いてるうちにピーンときちゃったわけよ。ありゃ、お前んとこの風土病の菌なんじゃないか?」

魔法少女「……何だ、バレてたんですか。ええ、その通りです。
     感染力は極限まで抑えてあるやつですけどね。他に影響がないように。
     それでも、そろそろ発症する時間だと思ったんですが、避けられてましたか。
     …………振り出しに、戻っちゃいましたね」
585 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 20:32:25.97 ID:/q0zTr7eO
>>583

童貞「残念だったか?」

魔法少女「いいえ、使っていない魔導具はまだ沢山ありますから。ここね、罠だらけなんですよ?」

童貞「そうか、じゃあやっぱり残念だったな」

魔法少女「どういう……意味ですか?」

童貞「だってよ。お前さ、此処の準備大変だったろ? でも、もう一つも使えないんだぜ?」

グイッ

魔法少女「そんな!? どうして!?」
590 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 20:43:54.45 ID:/q0zTr7eO
>>585

童貞「驚いたか?」

魔法少女「だって、さっき避けたって……」

童貞「言ったのはお前だろ? 俺は一言もそんなこと口にしてないし、ほれ。
   こうしてめでたく死にかけだ。しっかし気持ち悪いね、こりゃ。
   青黒い斑点が腕中に出来て、早くも其処が膿みかけてる。
   ま、ぶっさいくな俺に相応しい醜い死に様ってやつだね」

魔法少女「…………どうして?」

童貞「ただの自己満足さ。そんな大層な理由なんかありゃあしないよ。
   俺さあ、こんな面だろ? 今まで恋愛の一つもしてこなかったわけ。
   あ、お前にゃもうこの話したっけか。しかも、初対面の時にな。ははっ。」

魔法少女「…………」
596 : 書き込めねえ。イライラしてきた……。読んでる人すまん。 2009/03/18(水) 21:11:28.29 ID:/q0zTr7eO
>>590

童貞「何だよ、笑えって。………まあいいや。だからさ、よく映画とかドラマとかであるだろ?
   一人の女の為に命かける、みたいなさ。俺さ、昔から密かに憧れてたんだよ、ああいうの。
   柄にもなく」

魔法少女「あなた、わたしのこと好きなんですか?」

童貞「いや、全然。ていうか、お前まだ女っていうような年齢でもないし、俺はロリコンじゃないから」

魔法少女「じゃあどうして? それなら逆にわたしのこと、憎くないんですか?」

童貞「ん、初めて会ったときは本当に殺してやろうと思ってたよ。でも、今はそうでもない」
603 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 21:23:43.65 ID:/q0zTr7eO
>>596

魔法少女「……どうして、ですか?」

童貞「まあ気にすんなよ。心境の変化なんざ、よくあることだろ?
   あ、わかった。あれか。いっそのこと憎んで欲しいんだろ。その方が楽だもんな」

魔法「そんなつもりじゃ……」

童貞「わかった。じゃあこうしよう。もし悪いと思うならさ、お前の村の位置教えてくれないか?」

魔法少女「え!?」

童貞「いやいや、別に悪さしようってわけじゃないよ。この通り死にかけだし、何も出来やしないさ。
   ただ流石に、こんな死に様、親には見せたくないしよ。せめて死に場所くらい綺麗なとこ選びたいだろ?」

魔法少女「……わかった。その代わり、わたしもついていく。それで良ければ……」

童貞「用心深い奴だな。構わないよ。ていうか、お前が連れてってくれ。どうも、そろそろ限界みたいだ」
605 : これつけんの忘れてた 2009/03/18(水) 21:29:01.68 ID:/q0zTr7eO
>>603

魔法少女「…………わかりました。じゃあ行きますよ。
     初級移動魔法——『帰郷』(リターン)!」
611 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 21:46:52.72 ID:/q0zTr7eO
>>605
——魔法少女の村

童貞「おお、着いたか……」

魔法少女「ええ、此処は山の中腹あたりです。それで、下の方に広がってるのがわたしの村」

童貞「なんか……いいとこだな。視界はもうあんまはっきりしないけどよ。
   空気とか凄くうまいよ。あと、ここ滝かなんかあんのか?」

魔法少女「ええ、わたしたちのすぐ後ろの方に」

童貞「そうか、なんか水の音が……変に心地良いわ……」

魔法少女「ねえ、本当は死にたくないんでしょう? あなたなら全てを拒絶する魔法とか使えるんじゃ——」
613 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 21:51:11.57 ID:/q0zTr7eO
>>611

童貞「いや、もういい。もういいよ。はあーっ……あ。うん、もう十分だ」

魔法少女「…………」

童貞「じゃあな」トンッ

魔法少女「あっ!!」


童貞(…………やっぱキスくらいしてもらっても…………罰はあたんなかったかも…………しんねえな。
   あ……やっぱ俺、死にたくないかも……なんて……な)

ザパーン

魔法少女「…………」



終わり


何かしょぼいラストですいません。でもいい加減、指が痛いのだ。
あと引き延ばし過ぎて飽きられてるだろうことは痛いくらい分かったから。
633 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 22:49:52.11 ID:kotzNZcO0
魔法少女「このッ……! 『サンダー・アローレイ』!」

童貞「……門』」

パンッ

魔法少女「……え、何で…!? 貫通能力のある雷の矢を、何で受け止められるの!?」

童貞「糞ガキ、俺達童貞が唯一ステルス能力を発揮『できない』瞬間って知ってるか?
   どんなに気配を消しても、同化させても無駄なんだよ。ある一種の絶対領域ってやつだ。
   これが『声を掛けられる検問(チョットコイ)』」
641 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 23:18:35.70 ID:jHds11mXO
口でクソをたれる前に文章に

童貞「   」

をつけろ!…ということか
642 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 23:20:33.64 ID:kotzNZcO0
機関「魔法少女を狩っているそうだな」

童貞「……」

機関「クック、取引をしよう。生きたまま捕らえて来れば、欲しいだけの額をやろう」

童貞「……断る」

機関「何故だ? 奴等は共通の敵のはずだ、手を……」

童貞「『友達のいない八月(ロンリー・サマーバケーション)』
   何故なら、お前達イケメンリア充も敵だからな。それに、どうせ裏切るに決まってる。
   まあ、真っ先に殺しに来ないのは褒めてやる。その仄暗い牢屋で30日間孤独を味わってろ」
647 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 23:34:02.04 ID:c95emYAO0
魔法少女「痛っ!なにこれ……どこから……おぶぅっ!?」

童貞「例えば……人目に付かないところで延々殴られたことはあるか?」

童貞「誰々にやられたと言っても誰一人俺の話を聞きゃしない、なんて事を味わった事は?ないだろ?」

童貞「これが『不可視の暴力(バニシングバイオレンス)』……リア充め、ゲロ吐くまで殴ってやる」
654 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/18(水) 23:56:10.11 ID:nVqJGnzOO
>>516
賢者「…対抗術式、『悪くないのに謝らないと終わらない学級会(カウンタースペル)』」

魔女「なに!?まだ余力を残して…!」

賢者「…ふぅ。帰ったら洗濯しないと…」
666 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 00:29:37.04 ID:I/7tI6ZCO
魔法少女「なんで男の人が魔法を使えるのよ! なんで!」
処女「私は! 断じて! 男じゃない!
 本当の性差別『女子トイレに入ると悲鳴を上げられる(ノイズ・オブ・ウォー・シューレット)』!」
魔法少女「イヤァあごめんなさいごめんなさいごめんなさ」
処女「許さない! 絶対にだ!
 偽と真の意味『明らかにブービークッションなのにみんな臭いという(ブー・ボーボ・モア)』!」
魔法少女「うっ、ぐぁっ、くっ……ホントはやだけど、こうなったら……攻撃魔」
処女「させるかぁアアアアアッ!!
 早起きは三文の損切り『机に悪戯されない為だけに誰よりも早く登校(リミット・オブ・デスクライン)』
 更にコンボだ!
 絶対領域『先生が来るまで誰も教室に入らない(ノン・エンカウント・エリア)』」
魔法少女「な……! 呪文が……かき消された……! くぅ……簡易転移『テレ」
処女「追い討ち『偶々帰る方向が一緒なだけなのに「ついて来ないで」』!」
魔法少女「わ、きゃっ!」バシュン
処女「くふふ……お前が転移先に辿り着けるのは3時間後だ……精々歩き回れ……くふふ」
667 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 00:30:53.51 ID:nG4BBxElO
長老「男の魔法使い・・・まさか!?」
魔法少女「長老様、なにか知ってるのですか?」
長老「・・・あの言い伝えが本当ならば、その魔法使い『DOTEI』を倒せるやもしれん」
魔法少女「本当ですか!?」
長老「しかしそれには『恋空の実』が必要じゃ」
魔法少女「『恋空の実』・・・?」
女友「なんてこと・・・あの伝説のスイーツが必要だなんて・・・」
魔法少女「女友ちゃん、その実のことを知ってるの?」
女友「知ってるも何も、その実を取りに行って、今までに何人の男たちが命を落としたことか。ううん、男だけじゃない、女たちだっていたわ」
魔法少女「そんな・・・」
673 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 00:57:28.88 ID:Qa2cLE2T0
童貞「俺もいるぜ!!」
683 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 01:16:55.47 ID:W+cFvotd0
ジングルベールジングルベールクーリースーマスー
商店街に一曲の歌が鳴り響く。白と赤で染められた街。
デコレーションされたクリスマスツリーが眩しい。
街はカップルに溢れていた。だが、そのカップル達の様子が何かおかしい。
男「ひゃっはー!めりーくりすまーす!」
一人の男が踊りながら逃げ惑うカップル達に弾丸を放つ。
当たった人間は石像のようになり、その場から一歩も動こうとしなかった。
男「やっぱカップルってのはいいねぇ!美しいよ!」
そういいながらカップルを魔銃の餌食にしていく男。
見渡す限り石像のようになったカップルがたくさん。まさに悪夢だった。
男「ククク、やっぱこうでなくちゃな。クリスマスは街にカップルが溢れかえっているのが一番。
これから家に帰ってお楽しみの聖夜って奴を過ごす筈だったのに、残念だったな」
男は静かに笑っていた。腹の底から笑いたいのだろうが、それをひたすらこらえていた。
まだ本気で笑うのは早い。本命はこれからやってくる。彼は知っていたからだ。


??「待ちなさい!」
男は薄っすらと顔に笑みを浮かべていた。小さな笑い声はもう聞こえない。
685 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 01:31:33.88 ID:W+cFvotd0
>>683
??「年末年始の掻き入れ時に、商売邪魔する悪い奴!お天道様が許しても、私は絶対許しません!」
一人の少女が男の目の前に立っていた。少女は片手にライトのような物を持っていた。
少女「召喚!」
そう叫んでライトで地面を照らす。すると地面に魔方陣のような物が浮かんだ。
魔方陣の中に白い物が浮かんでいる。その白い物はだんだんと増え、やがて一つに纏まって形を成した。
少女「白き雪の化身、ホワイトライガー!」
そして一匹の白い獣が男の前に現れた。男はその獣を睨みつけながら、魔銃のカートリッジを交換した。
男「待っていたぞ。遂にお前を倒す時がやってきた。」
少女「倒す?このでっかい猫ちゃんを前に何余裕こいちゃってるんですか?」
白猫「ガルゥ・・・・」馬鹿にされて怒った白猫が少女を睨みつける。
少女「あはは ごめんなぁ・・・ まあいいわ!行け!ホワイトライガー」
そう叫ぶとホワイトライガーが男に向かって走り出した。
691 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 01:43:41.65 ID:W+cFvotd0
男「ふふ・・・・・」
銃のスライドを引くとそのまま立ち構えた。白猫が男に襲い掛かる。
男「甘い!」
男は白猫を華麗に避けると、走り抜けようとする白猫の脇腹目掛けて一発の銃弾を放った。
白猫「キャンッ」
白猫は一瞬怯んだ。脇腹に痛みを感じながらも、急旋回してもう一度男に襲い掛かる。
男「所詮は獣!人に勝てると思うなよ!」
さっきと同じように獣が男に猛進してくる。そして男は難なく回避し、脇腹に銃弾を打ち込んだ。
白猫「キャゥン・・・」
白猫は少し走ったところで止まった。ゆっくり男のほうを振り向くも、一歩も動けないでいる。
少女「な、ホワイトタイガーが敗れるなんて。少しあなたの事、過小評価していたようね。」
男は笑みを浮かべた。目にも笑みを浮かべ始めた。
男「これで終りじゃないだろう?この日のために魔弾をたくさん作ったんだ。もう少し楽しませてもらわないとな。」
695 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 01:55:50.80 ID:gRZGKYqD0
魔法少女「これでアナタも粛清ですっ!」
イケメンリア獣「ボクも一緒に戦うよ!」

男「わかってない。全くもってわかってないよ君達。
  戦う? 誰と戦うつもりなんだい?」

イケメンリア獣「わけのわからぬことを! 喰らえ!!」
魔法少女「いっけぇ! 展開魔法『夜空の南十字星(インペリアルクロス)!!』」

男「反転魔法『入れ替えられた残飯と弁当(エクスチェンジミッション)』」

魔法少女「……え……そんな……リア充君……どうして……私を……」
イケメンリア獣「グァァァアアア!? ま、魔法少女ちゃん、こそ、どうして、ボクを……」

男「追い討ちだ。混乱魔法『親友と思っていた奴のチクリ(ビトレイズ・ノイズ)』」

魔法少女「許せない……許さないよ、リア獣君!!」
イケメンリア獣「仲間だと思ってたのに! 許せない!!」

男「だから最初に聞いたのにな、誰と戦うつもりだ? ってね。
  まぁいいさ。奴らにはもう俺のことは見えてないだろうしな。いや、もともと『誰にも気づかれてない(インビジブル・エアー)』のか……」

そして争いが続く中、ただ男の姿が掻き消えた。
699 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 02:13:28.16 ID:XVTxBxNE0
???「ひさしぶりですね、童貞さん」
童貞「…ここはどこ…だ…?それに…お前…」
???「時空の狭間に飛ばされこの地で何百年、何千年」
???「どれくらいたったでしょう…もはや時の感覚などありません」
???「ですが、この地で力だけを、魔力だけを追い求めて来ました」
童貞「お前…まさか…あの時の少女…白い…悪魔?」
???「その名も懐かしいですね…ですが私はもう人間というには力を付けすぎました」
???「今の私は…そう、魔王とでも呼んで下さい」
魔王「童貞さん、いえ今は童貞王さんでしたね」
童貞王「そうか…お前がここに呼んだのか、復讐か?あの少年の」
魔王「そうですね…そう思いあなたを憎んでいた時期もありました」
魔王「ですが、今の私はただ高みを目指すのみです」
童貞「そうか…ふふ…おもしろそうだ…」
魔王「さあ、踊りましょう!最後の死闘(ラストダンス)を!」
716 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 03:15:00.31 ID:Qa2cLE2T0
童貞「おい!この鎖をはずせ!!」

魔法少女「ひぃぃ、無理です。」

童貞「これからどうするつもりだ!?」

魔法少女「えっと、あの、貴方は後一ヶ月で魔法使いになってしまいます。」

魔法少女「なので……その……わ、わたしがど、童貞を奪うことになってるんですぅ。」

童貞「」

魔法少女「じゃ、じゃあ始めます!」

ジジーーッ、ぼろん

魔法少女「わ!もう大きい……(うう、気持ち悪いよう)」




こんなんどうよ?

749 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 08:03:28.17 ID:SfJMsn7tO
なんかこう、情け容赦の無い基地外な展開を望んでるのは俺だけ?
下手に気取って「クハハ」「フン」と笑ったり語りを入れるより
「あげゃげゃげゃ」「ぐげぎぇぎぇぎぇ」と笑いながら頭を潰したり子宮ブチ抜いたりするのが
755 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 08:32:54.02 ID:SfJMsn7tO
>752うーん、歪んでたり屈折してたりという土台は解るんだけど。今まで読んでたのは一々そういう部分を魔法少女に対して説明口調だからちょっとね。
個人的な独白とか心の内で語るのならまだしも。それを表に出すってのが、何というかチャチいつかチープてか
童貞魔法使いだからそれもアリっちゃあアリなんだけど、どうにも。後、命乞いを要求したり、殺りきれずに生かしたりするのも「ああやっぱりこの展開か」と
魔法少女を苦しめる描写ももっと幻覚や幻聴や追体験で精神と肉体を追い詰めるてのも欲しい。リア充なら体験しない事を説明や幻覚で見せても無効になるのは当たり前だけど
自分でナニ書いてるか解らんくなってきた寝る
756 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 08:57:45.47 ID:3GbcViJnO
C5gWkWBHOみたいなのは社会不適合者にしては主人公が格好良すぎて、というか格好付けるのに慣れすぎてて
「童貞が書いてる」って感じはするけど「童貞を書いてる」ようには見えない
格好付けてるつもりで付いてないのが童貞や邪気眼なんじゃないの
778 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 12:17:15.27 ID:bWveleee0
童貞「貴様らリア充に俺の何がわかる! 喰らえっ、『親戚の白い眼(ムショクドーテイ)』」

魔法少女「も、もうやめて。 ……悲しみは何も生まないわ。 その力は偽りのちかrきゃっ」

童貞「リア充共の言葉など聞きたくないわ! せめて奥義で葬ってくれよう『全員からの無視(ノートーク)』」
童貞「(——くっ、俺の胃よ。 もう暫くはもってくれ)」

魔法少女「おね……がい……それではあなたは……幸せになれないわ……」

童貞「ひ、ひひひ、引っ付くな! き、貴様、ビビ、ビッチだな!? スス、スイー、スイーツ(笑)かっ!!??」
790 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 14:15:23.08 ID:tpPzjBBf0
童貞「く…力を使いすぎたか…胃が…ゴハァッ!」

魔法少女「痛いの痛いの飛んでいけ~♪」

童貞「にぱー☆」
791 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 14:20:27.36 ID:tT3Ish3d0
>>716の非エロ展開を思いついたが自分の文才のなさに泣いた

童貞「おい」

俺の声に反応したのか、下半身に伸ばそうとしていた少女の手が止まった。

童貞「お前は、初対面の相手と、せ、SEXする、とか……嫌じゃないのかよ」

それにこの見た目だ、誰が好き好んで相手をするものかよ。と心の中だけで続ける。
言葉にした自虐は、時として他人の罵詈雑言よりも自分の心を抉りとる。

魔法少女「私だって……私だって好きでこんなことをしてるんじゃない!
      でも、これが私のお仕事だから……だからっ!」

仕事……? こいつ今仕事と言ったか? ああそうか、そういうことかよ。
ククク、なんて格好いい響きじゃない無様な笑いが、口から漏れ出るのが止まらない。

魔法少女「な、なにを笑って」
童貞「何を? 何をだって? ひっ、ひひひひっ……ふざけるなよビッチがよぉ
   お前、もう何人とも犯りまくってるわけだろクソッタレが、くひっ」
魔法少女「ちがう、私は……」
童貞「なめやがって、なめやがってぇ……クソ、素人童貞なんてこっちから」

管理局だか何だか知らないが、馬鹿な連中もいたもんだ。
コード——『もう何も信じられない(Negative Denial)』

童貞「願い下げなんだよぉおおお!!」

鎖が俺の身体を拘束しているという事実を「信じないことにした」
ただそれだけで、鎖ははじめから存在していなかったとでも言うように、消え失せた。
794 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 14:47:12.27 ID:czo8DByfO
魔法少女「いっけー!『シャイニング・ブリッツ』!」

童貞「『おどけて耐える(ラフィング・アーマー)』良いことを教えてやるよ。俺なんて序の口・・・本物は、こんなもんじゃない」

魔法少女「そ、そんな・・・」
795 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 14:53:18.58 ID:6DLDEeNvO
童貞「何故負けたのかわかるかね」
 
童貞「君は私に対し、全て”怒り”で立ち向かってきた」
 
童貞「しかし怒りは時を過ぎればやがて静まる」
 
童貞「しかし、私が君に対する”悲しみ”は永遠に消えることはない」
 
童貞「だから君は負けたんだ」
799 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 15:29:41.80 ID:mXoT/Os7O
キキ「童貞を解き放って! あなたもう大人でしょ!?」

モロ童貞「黙れ小娘! お前に童貞の不幸が癒せるのか!?
     顔面を犯された人間が、社会の牙を逃れ続けて最後に残したものが童貞だ!
     リア充にもなれず、フツ面すら与えられなかった、憐れで、醜い、卑屈な我の同胞だ!
     お前に童貞を救えるかっッ!」

キキ「………」
804 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 15:51:21.55 ID:UXXnsHso0
童貞「俺には女友達もいた、別に俺は引きこもりでもなかった」

童貞「しかし俺はとうとう童貞で30を迎えた」

童貞「手に入ったのはタバコに火をつける程度の魔力」

童貞「こんなものじゃ思い出も焼けない・・・」
805 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 16:05:23.22 ID:mXoT/Os7O
>>804
どうした? 続けたまえ。
『君だけの物語(ブラック・ブラック・ヒストリー)』を……。
808 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 16:20:05.06 ID:IhtRanK/0
>>805
保守ついでにちょっとだけ。


魔法少女「あなた、他の童貞魔法使いとは違うわね」

童貞「俺はだらだらと遊んでただけだ、何も感じずに30になった」

魔法少女「そう、じゃぁその力を捨て、素人童貞を選びなさい。たったそれだけのために死にたくないでしょう?」

童貞『○○君っていい人だよね(オフ・ザ・サブジェクト)』

魔法少女「消えた!?・・・たったアレだけの魔力で『対象外』魔法をつかうなんて・・・」
809 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 16:27:27.69 ID:6BADCFfh0
魔法少女「見つけた! 貴方ね? 無差別に人を襲う通り魔は」
童貞「君は誰かな?」
魔法少女「魔法少女。正義の味方よ」
童貞「はじめまして。童貞です」
魔法少女「ふざけてるの? まぁ、いいわ。貴方を拘束します!」
童貞「ひどいな。俺は別に悪いことをしているつもりは無いんだけど」
魔法少女「人を襲うことが、悪いことじゃなくて何なの」
童貞「さぁ? 君にとって都合の悪いことと、俺にとって悪いことはまた別ものってことかな」
魔法少女「もういい。話は後で聞いたげる! ファイヤ——」
童貞「『上履きは常に持ち歩く(悪意への自衛)』」
魔法少女「打ち消された……? まさか」
童貞「『誰も見つけてくれない暴力(ダレカタスケテ)』」
魔法少女「きゃっ! なんで、男の人が魔法を……」
童貞「さぁ、何でだろうね?」
810 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 16:34:30.93 ID:6BADCFfh0
童貞「鬱々と憎悪と悲しみを溜め込んだから?」
童貞「30にもなって童貞だから?」
童貞「使いもしないのに包茎手術を行い、しかも失敗したから?」
童貞「あるいは、全部が原因かも知れないし、全く関係ない要因があったかもしれない」
童貞「でも、結果は一言で言える。俺は魔法を使えるようになった。過去の傷を開くことによって発動する、闇の魔法が」
魔法少女「そんな……」
童貞「ああ、俺のつまらない人生でも、君を驚かせるくらいはできるんだね」
魔法少女「認めるわけにはいかない! 魔法は、人の希望を形にするものなんだから!」
童貞「うん。認めて欲しいなんて思ってないよ。ただ、せめて放っておいて欲しいんだ」
813 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 16:40:36.03 ID:6BADCFfh0
魔法少女「放っておいて欲しいなら、なんで犯罪なんて」
童貞「君はきっと信じないよ。俺が何を言ってもね」
魔法少女「言葉に出してもいないくせに、何が分かるの!」
童貞「言葉にするのも疲れるほど、過去を積み重ねたんだよ」
童貞「ごめん、逃げるよ? 『安らぎは妄想にしかない(ここへ帰る)』」
魔法少女「待ちなさい! ……逃げられた」
815 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 16:49:02.12 ID:6BADCFfh0
魔法少女「次こそは絶対に逃がさない」
魔法少女「……あの男を捕まえるために、情報を集めなきゃ」

使い魔「あの人の前科です」
魔法少女「何々……傷害に痴漢、窃盗。ついでに器物破損も」
使い魔「それと、強姦罪もですねー」
魔法少女「え?」
使い魔「どうしました?」
魔法少女「な、なんでもない」

魔法少女「どういうこと? 確かあの人は童貞だって言っていたはずだけど」
魔法少女「嘘をついてたのかな……? でも、そんな事をする理由は無いはず……」
816 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 17:00:10.12 ID:6BADCFfh0
使い魔「猫の姿で近寄れば、気付かれずに偵察できるかも」
魔法少女「うん、お願い」

使い魔「にゃーにゃー」
童貞「うん? 捨て猫?」
童貞「見殺しにするのも、後味が悪いですね。家に連れて行きましょう」
使い魔「(あれ? 意外といい人?)」

童貞「ペットショップは閉まってる時間か。魚をすり身にしたら食べるかな?」
使い魔「にゃー!(なんと良い待遇! 何処からともなく仕入れた業務用ぺトフードなのに!)」
童貞「食べてる。よかった、気に入ってくれた?」
使い魔「にゃー(しかも、魔法少女みたいにベタベタ触ってこないし、寝床に毛布を使わせてくれるし)」
童貞「あ、まだ食べるのかな? ……うん、俺の分を分けてあげる」
使い魔「(はっきり言って、こっちの方が居心地いい)」
818 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 17:05:06.14 ID:6BADCFfh0
>>816
>>使い魔「にゃー!(なんと良い待遇! 普段のエサは何処からともなく仕入れた業務用ぺットフードなのに!)」

魔法少女「使い魔、遅いなぁ……」
魔法少女「まさか、偵察に気付かれたんじゃ……!」
使い魔「ただいま帰りました」
魔法少女「良かった! 心配して——」
使い魔「私は今日から童貞さんちの子になります。それでは」
魔法少女「……え?」
821 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 17:18:56.03 ID:6BADCFfh0
魔法少女「私の使い魔を取るなんて! きっと、変な魔法でもかけたに決まってる!」
魔法少女「あれ? 今、何か聞こえたような……」
一般人1「大変だ! あっちで変な男が女の子を襲ってる!」
一般人2「しかも、助けに入った男達が全員ぶっ飛ばされたぞ」
魔法少女「! まさか、あの人!?」

童貞「さて、騒がしくなる前に逃げますか」
魔法少女「見つけた! 男の魔法使い!」
童貞「お久しぶりです」
魔法少女「衣服の乱れた女性。その周りには倒れた男性。言い逃れはさせないわ」
童貞「言い逃れはしないけど、逃げさせてはもらうよ」
魔法少女「ライトシューター!」
童貞「いきなり攻撃なんて酷いな『被せられたバケツの水(コールドレイン)』」
魔法少女「くっ! 強い……!」
童貞「強くはないよ。ただ、弱いと生きていけなかったんだよ」
童貞「『迫り来る便器詰まり解消のアレ(ラバーカップ・パニック)』」
魔法少女「いやぁぁぁっ!」
童貞「じゃあ、ね。なるべくなら、これ以上関わらないでほしいな」
823 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 17:33:36.07 ID:6BADCFfh0
童貞「魔力を使いすぎたな。回復しないと。『愛と勇気だけが友達(自傷による偽善)』」
童貞「しかし、一体あの子は何なんだろ。……まぁ、悪意を持たれるのは何時ものことか」
童貞「ただいまー」
使い魔「あ、お帰りなさい」
童貞「……」
使い魔「しまった。つい普通に喋ってしまいました」
童貞「えっと、いくつか質問してもいいかな?」

魔法少女「また、負けた。……誰も、守れなかった」
女性「あの……」
魔法少女「っ!? 気がつきましたか? えっと、体の具合は……」
女性「あ、はい。大した怪我はしてません」
魔法少女「良かった……ってわけにもいきませんね。怖い思いをさせて、ごめんなさい」
女性「いえ、あの男性が助けてくれましたから、未遂で終わりましたし」
魔法少女「助けたのって、ここに倒れてる男の人たちのことですか?」
女性「とんでもない! 私を襲ったのが、ここに倒れている男達です」
魔法少女「え?」
828 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 17:42:42.71 ID:6BADCFfh0
童貞「つまり、正義を愛する心が高じてあの子は魔法少女に?」
使い魔「そんなところです」
童貞「俺と対極だね」
使い魔「でも……人間として、どっちがまともかっていったら、童貞さんの方がまともな気がします」
童貞「そんなことないさ。あの子は、たぶん一生懸命すぎるだけなんだよ」
使い魔「……やっぱり、貴方の方がいい人に思えます。先に手を出してきたあの子を許すんですから」
童貞「いや、許してるわけじゃないよ? ……最初から、どうでも良いだけなんだ」
使い魔「童貞さん……?」
童貞「人から傷つけられることに慣れきってしまうとね、何もかもがどうでも良くなるんだよ」
童貞「残るのは、鬱屈とした感情だけなんだ」

魔法少女「つまり、あの人は」
女性「そう、人を助けたのに、加害者扱いされてるの」
832 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 17:55:06.49 ID:6BADCFfh0
童貞「でも、その鬱屈とした感情のままに暴れたら、俺は俺を許せなくなる気がするんだ」
童貞「俺は俺自身が好きじゃない。むしろ嫌いだ。……それでも、自分自身に絶望しきっていないのは、それが最後のプライドだからだと思う」
使い魔「私は、童貞さんのこと結構好きですよ? 美味しいご飯くれますから」
童貞「ありがとう。人間からそう言われると、絶対に何かあるんじゃないかって疑うんだけど、猫から言われると素直に嬉しいよ」

魔法少女「改めてあの男のことを調べなおしてみたけど……」
魔法少女「まさか、殆どが冤罪だったなんて」
魔法少女「傷害や強姦は、人を守る為の正当防衛。窃盗は万引き犯を捕まえたのに、何故か童貞さんが万引き扱い。痴漢にいたっては完全に狂言で、脅されてお金を取られてる」
魔法少女「器物破損のみ、魔法を使った余波で童貞さんがやったことだけど、これも人を守るために使った魔法の余波」
魔法少女「……私、何やってんだろ。これじゃ」

魔法少女「私が、悪人じゃない……!」
837 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 18:07:51.96 ID:6BADCFfh0
使い魔「あ! まずい」
童貞「どうしたの?」
使い魔「魔法少女さんが、こっちに向かっています」
童貞「……ここじゃ、近所の人に迷惑がかかるな。人のいないところに移動しよう」
童貞「『お前は廊下で着替えてろよ(隔絶の扉)』」

魔法少女「ここは、いったい……。学校みたいだけど」
童貞「俺が作った仮想空間だよ。ここなら、どれだけ暴れても実害は出ない」
魔法少女「……決着を、つけに来ました」
童貞「わかった。これで君が負けたら——」
魔法少女「私の生命力を魔力に変換し、この空間内を強化しました。私を殺さないと、ここから出られません」
童貞「……そこまで思い詰めなくったって」
魔法少女「それくらいの覚悟がないと、私は足りないから」
魔法少女「あなたの辛い人生を超えるには、足りないから!」
842 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 18:16:00.55 ID:6BADCFfh0
魔法少女「ライトクルセイド!」
童貞「『消しゴム爆撃(イレイザー・ボム)』……ねぇ、なんでこの空間が学校を模しているか分かるかな?」
魔法少女「くっ! そんなこと、知らない!」
童貞「それはね、俺の中にあるトラウマを刺激して、効率よく魔力を引き出すためなんだ」
童貞「この忌まわしくて懐かしい風景の中でなら」
童帝「俺は、全力で怨嗟の声を挙げることが出来るんだよ……!」
845 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 18:28:13.82 ID:6BADCFfh0
童帝「一気に潰すよ?」
童帝「『落書きだらけの机(愚者の刻印)』『椅子に刺さった釘(学級内異端審問)』『折られた筆記用具(希望を折る指先)』『弁当に鉛筆を削ったカス(砕かれし母の慈愛)』『下駄箱に虫の死骸(屍による蹂躙)』」
魔法少女「うわぁぁぁぁっ!」
童帝「まだだ!」
童帝「『とおせんぼ(排泄管理)』『合唱で口パク(孤独な無音演技)』『泥だらけの体操着(立ち上がることさえ許さない)』『運動会の悪夢(公開処刑)』『文化祭の痛み(一人発表会)』『修学旅行の痛み(寄せ集めのガス室)』」
魔法少女「……」
童帝「……なんだ、君もか。君も、俺が全てを出す前に倒れてしまうのか」
848 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 18:38:26.42 ID:6BADCFfh0
童帝「もう、いいだろ? 直ぐに君の生命力を戻して、家に帰るんだ」
魔法少女「な、んで、殺さないの……?」
童帝「なんで、殺さなくちゃいけないの?」
魔法少女「……だって、私、酷いことしたのに」
魔法少女「貴方は悪いことなんてしてないのに、勘違いした私が、いきなり攻撃して……」
魔法少女「私、バカだから、一つしか償える方法思いつかなくて……」
童帝「……もしかして、わざと俺に殺されようとしたの?」
魔法少女「……」
童帝「はぁ、……呆れた」
849 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 18:45:41.51 ID:6BADCFfh0
魔法少女「何も悪いことをしてない人を苦しめるなんて、魔法少女失格だから」
魔法少女「魔法少女でなくなったら、私は私じゃなくなるの」
魔法少女「なら、せめて貴方に償って消えようと……」
童帝「あのね、それは俺に対する侮辱だよ?」
魔法少女「え?」
童帝「俺は30過ぎても童貞だし、顔は悪いし、空気読めないけど、自分で自分を貶めることだけはしてこなかった」
童帝「それが俺の最後の矜持だ。それを、勝手に汚さないでもらいたいんだけど」
856 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 18:55:38.17 ID:6BADCFfh0
童帝「それに、君はまだ子供だろ? 俺みたいに、手遅れな童貞野郎とは違うだろ?」
童帝「なら、やり直せるよ。全然大丈夫。君は俺と違って顔が良いし、一生懸命だし、魔法使えるし、成功しないわけが無い」
魔法少女「童貞、さん……」
童帝「ね? 帰ろう?」
魔法少女「……無理、です。拡散した私の生命は、私の腕前では元に戻すことができません」
童帝「君、結構後先考えないね」
童帝「……ちょっと惜しいけど、仕方ないか」
魔法少女「童貞さん? 一体何を……」
童帝「大丈夫。なんとかするから『自殺を勧める笑い声(精神破壊)』」
童帝「無理やり空間を壊して、帰るよ。君を生かしたまま」
861 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 19:05:02.81 ID:6BADCFfh0
使い魔「おや。お帰りなさいませ」
魔法少女「帰って、きた……?」
童貞「ふう。怪我とかしてないね?」
魔法少女「無事です。……あれ? 童貞さんの魔力が」
童貞「うん。君に全部注ぎ込んで、生命力に代わりにしたんだ。おかげで、もう魔法は使えないだろうね」
魔法少女「童貞さん……」
童貞「そんなにしんみりしないでよ。せっかく生きて帰ってこれたんだから」
魔法少女「なんで、私なんかの為に」
童貞「君は、俺に謝ってくれた。命を投げ出す覚悟で」
童貞「恥ずかしながら、人から謝られたのは小学校低学年以来なんだ。それで、嬉しくてね」
童貞「君の為に無くなるなら、別にいいかなって」
866 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/19(木) 19:18:47.10 ID:6BADCFfh0
魔法少女「童貞さんの魔法は無くなってません」
童貞「うん?」
魔法少女「私の命は、童貞さんの魔法で助けてもらった命です」
魔法少女「なら、私自身が童貞さんの魔法です!」
魔法少女「童貞さんの言う通り、私はもう一度魔法少女としてやり直します」
魔法少女「そして、もしも感謝の言葉が得られたとしたら、それは全て童貞さんのものです」
童貞「……ありがとう。本当に」
魔法少女「同じ言葉を、貴方に送ります」

魔法少女「ありがとう。本当に、ありがとうございました!」

  
                 おわり。あとは他の書き手さん頑張ってください

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