1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 21:11:28.51 ID:0qoGc/6x0
まどか「見滝原のど真ん中を突っ切るよ!」

まどか「わっしょい!」
さやか「わっしょい!」
杏子「わっしょい!」
ほむら「・・・」

ザワザワザワ
ナニアレ
ナンダナンダ

マミ「やめて・・・町の人が見てる・・・恥ずかしいわ///」 ユッサユッサ














みたいな感じでおながいします

引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326197488/

9 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 21:42:19.85 ID:BifP6WZh0
警官「ちょっと君達」

さやか「なんですか?」

警官「えーと…これ許可とかとってないだろう?」

さやか「あー、取ってないですねー」

杏子「許可?そんなもんいるのか?」

警官「駄目だよ、こういうのを無断でやっちゃあ」

まどか「……わっしょい!」

警官「お、おい!聞いてるのか、君!」

まどか「わっしょい!」

バキィ!

警官「がはぁ!」バタリ

マミ「ちょ、鹿目さん!?」

まどか&さやか&杏子「わっしょい!わっしょい!」

ほむら「……」

マミ「一体なんなの…」
13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 21:51:25.56 ID:BifP6WZh0
マミ「こんなのおかしいわよ!ねえ、降ろして!」

まどか&さやか&杏子「わっしょい!わっしょい!」

ほむら「……」

マミ「いったい何が起きてるの…みんなおかしくなってしまったの…?」

ほむテレパシー(落ち着きなさい、巴マミ…少なくとも私は正気よ)

マミテレパシー(暁美さん!?いったいこれは何なの!?どうなってるの!?)

ほむテレパシー(わからないわ…私も体が勝手に動いて…)

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「え?な、なにかしら?」

まどか「声出さないと駄目だよ!」

ほむら「え?…ああ、ごめんなさい」

まどか「ほら!わっしょい!わっしょい!」
14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 21:54:16.57 ID:BifP6WZh0
ほむら「わ、わっしょい///」

さやか「もっと元気よく!わっしょい!わっしょい!」

ほむら「わ、わっしょい!わっしょい!」

杏子「その調子だ!わっしょい!わっしょい!」

ほむら「わっしょい!わっしょい!」

マミテレパシー(ねえ、暁美さん…)

ほむテレパシー(わっしょい!わっしょい!)

マミ「!?」

ほむテレパシー(わっしょい!わっしょい!わっしょい!わっしょい!)

マミ「……」ガクガクブルブル
22 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 22:03:48.99 ID:BifP6WZh0
マミ「……」

まどか&さやか&杏子&ほむら「わっしょい!わっしょい!」

マミ「…一体どうしたら…」

マミ「ていうかこれどこに向かってるの?」

まどか「海だよ!」

マミ「海?グンマーに海はないわよ?」

まどか「……」

さやか「……」

杏子「……」

ほむら「……」

マミ「え…なに?どうしたの?」
24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 22:07:19.31 ID:BifP6WZh0
まどか「グンマーにも海があるんです」

さやか「マミさんは、これからはそこで暮らすんですよ」

杏子「寂しくなるな…」

ほむら「……」

マミ「え、じょ、冗談よね?」

まどか「……」

さやか「……」

マミ「や、やめてよ、意味が分からないわ!」

杏子「……わっしょい!」

まどか&さやか&ほむら「わっしょい!」

まどか&さやか&杏子&ほむら「わっしょい!わっしょい!」

マミ「……」ガクガクブルブル
32 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 22:19:24.28 ID:BifP6WZh0
マミ「なんなの…誰か助けて…」

マミ(…そうだ、QBが近くに入れば…」

マミテレパシー(…QB!QB!…)

QBテレパシー(どうかしたかい?マミ)

マミテレパシー(QB!よかった…!みんながおかしいの!助けて!)

QBテレパシー(みんながおかしい?)

マミテレパシー(そうなの。なんだか私を神輿に担ぎ上げて、わっしょいわっしょいって…)

マミテレパシー(それで私はグンマーの海とかいう場所に連れていかれそうなの)

QBテレパシー(わけがわからない話だね…君が錯乱してる可能性の方が高そうだ)

マミテレパシー(来てくれたら本当だってわかるわよ!)

QBテレパシー(わかったよ。丁度近くにいるから、すぐに行くよ)
37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 22:25:25.03 ID:BifP6WZh0
まどか&さやか&杏子&ほむら「わっしょい!わっしょい!」

マミ(QB…早く来て…)

まどか「あ、QB!」

QB「どうやらマミの話は本当だったみたいだね…君達は何をやっているんだい?」

杏子「見たらわかるだろう?お祭りだよ」

QB「お祭り?なんのお祭りだい?」

まどか「ねえQB、太鼓持ってきて叩いてくれない?」

QB「太鼓?それよりも先にこの行為の意味を…」

まどか「…太鼓、持ってきて…?」

QB「……」

まどか「QBにも…お祭りに参加して欲しいな…」

QB「太鼓だね、すぐ持ってくるよ!」

マミ「QB!?」

QB「わっしょい!わっしょい!」シュタタタタ…

マミ「……」ガクガクブルブル
41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 22:29:55.60 ID:BifP6WZh0
シュタタタタタ

QB「太鼓持ってきたよー」

まどか「ありがとう、神輿に乗って叩いてくれる?」

QB「よしきた!」ピョンッ

マミ「QB…ねえ、どうしちゃったのよ」

QB「わっしょーい!」

ドーン!

まどか&さやか&杏子&ほむら「わっしょい!わっしょい!」

マミ「正気に戻ってよ…QB…」

QB「わっしょい!わっしょい!」ドーン!ドーン!

杏子「やっぱり太鼓があると盛り上がるなー」
46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 22:51:09.01 ID:BifP6WZh0
マミ「ねえ、QB…」ユサユサ

QB「わっしょい!わっしょい!」ドーン!ドーン!

マミ「QBってば!太鼓なんて叩いてないで!なによ、こんなもの…!」グイッ

QB「ああ!撥を取らないでよ!」

マミ「こうしてやる!」ポーイ

ポコッ

ほむら「痛っ!ちょっと!当たったわよ!」

マミ「あ、ごめんなさい」

QB「…わっしょい!わっしょい!」ドーン!ドーン!

マミ(…素手で太鼓を叩き始めた…もう何を言っても無駄だわ…)

まどか&さやか&杏子&ほむら「わっしょい!わっしょい!」

QB「わっしょい!わっしょい!」ドーン!ドーン!

マミ「……」
57 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 23:22:15.25 ID:BifP6WZh0
まどか&さやか&杏子&ほむら&QB「わっしょい!わっしょい!」

マミ「……」

まどか&さやか&杏子&ほむら&QB「わっしょい!わっしょい!」

マミ「……」


 …ザザーン…ザザーン…


マミ(波の音…?まさか、そんなわけ…)

まどか&さやか&杏子&ほむら&QB「わっしょい!わっしょい!」





ザパーン!ザパーン!

まどか&さやか&杏子&ほむら&QB「とうちゃーく!」

マミ「嘘でしょ…本当に海が…」
61 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 23:32:19.56 ID:BifP6WZh0
マミ「…広い…綺麗…ここ、本当にグンマーなのかしら…」

まどか「さて、と」

さやか「降りていいですよマミさん」

マミ「……」ギュム

マミ「砂浜なんて歩くの久しぶりだわ…」ギュムギュム

マミ「あれ…あそこに誰かいる…」

杏子「じゃあ、あたしらはそろそろ行くから」

さやか「じゃあね、マミさん」

マミ「あそこにいるの…嘘…そんなわけないわ…」

まどか「…さようなら…」

ほむら「……」



マミ「パパ…ママ…?」
65 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 23:43:27.21 ID:BifP6WZh0
マミ「生きてたの…!?なんで…そんな…」

パパ「……」

ママ「……」

マミ「…生きてたなら、なんで今まで私をひとりぼっちに…」

パパ「……」

ママ「……」

マミ「ううん、なんだっていいわそんなの…二人が生きていてくれたのなら…」

マミ「ああ…嬉しい…私…ずっとここで暮らしていけるのよね…」

パパ「……」

ママ「……」
69 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 23:48:02.60 ID:0qoGc/6x0
いい話だ
71 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/10(火) 23:50:21.43 ID:BifP6WZh0
ほむら「そんなわけないでしょう?」

ジャキッ


マミ「暁美さん!?」

パパ「……」

ママ「……」

ほむら「さっきあなたに撥をぶつけられて正気に戻れたわ」

マミ「やめて暁美さん!銃を下ろして!」

ほむら「あなたのご両親は亡くなっているはず」

マミ「暁美さん…やめて…」

ほむら「自分でもおかしいと気づいてるのでしょう?」

マミ「…やめて…」

ほむら「悪いけれど、これ以上ここにいるのは危険だわ」

ほむら「眼と耳を閉じていなさい」

マミ「……」

パーン パーン
75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/11(水) 00:00:34.30 ID:ZmS6+KPe0
シュウウウウ

マミ「……」

ほむら(景色が歪んでいく…やはり魔女の結界内か…)


ピョコリ


QB「驚いたねえ、まさか魔法少女だけでなく、僕まで幻惑にかける魔女がいるなんて」

ほむら「QB…三人はどうしたの」

QB「使い魔だったみたいだね」

ほむら「そう…」

QBテレパシー(ただし、一人は本物みたいなものだけれど)

ほむら(…?…!…そういう事…どうりで強力な幻惑が使えるわけだわ…)

ほむら「…QB、あなたはマミを見ててもらえるかしら。魔女は私が一人で退治するわ」

QB「それがいいだろうね」

マミ「……」
82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/11(水) 00:18:55.44 ID:ZmS6+KPe0


マミ「…結局…あれは何だったの?」

ほむら「ただの魔女よ。それ以上でもそれ以下でもないわ」

マミ「でも私達は魔女の口づけなんて…QBだって…」

ほむら「魔女の口づけは関係ないわ。幻覚を見せる能力を持った魔女だったのよ」

マミ「幻覚…怖い能力ね」

ほむら「そうね」

マミ「でも、優しい能力でもあるわ…嘘でも、会えて嬉しかったもの…」

ほむら「そう…」

ほむら(怖くて優しい…か…)

マミ「そうそう、そういえば幻覚の中に佐倉さんも出てきたわね。貴方もひょっとして会ったことあるのかしら」

ほむら「ええ…」

マミ「元気にやってるかしら。あの子とも出来ればもう一度会って、色々と話をしたいわ」

ほむら「そうね…私はまた…彼女に会えるのかしらね…」


おわり

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