- 1 : 2015/02/19(木) 02:59:46.32
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ヤンデレ物
日常・純愛・修羅場でお送りします。
エロ・グロは無いと思う(悪くてもR-15)
亀更新の投稿
ヤンデレと書いてありますが、ヤンデレじゃないかも(汗)
読みにくい所(ヤンデレ特有の長文)あり
※艦娘が黒くなったり口調がガラッと変わるので苦手な方はバックするかページ閉じてください
汚い言葉も時々あるので見る方は注意を
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424282386
引用元: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424282386/
- 2 : 2015/02/19(木) 03:09:11.10
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最近この鎮守府で変な噂があるらしい。
『ここの提督表情一つも変えなくて怖い。まるで機械みたい』
『他の鎮守府と違って艦娘が狂暴に見える。下手したら殺されそう』
『昼間なのに動いてる気配がない。ここって廃墟だったか?』
『出張で鎮守府に入った事あるけど胃が締め付けられる…誰かに見られてるようだ…』
『あそこに近づくのはやめとけ。一部の提督はショックで仕事に手がつかない程重症らしいぞ』
酷い噂だなぁ…誰がそんな話をしてるんだ。
艦娘達はこんなにも元気に接してるのにどこが狂暴なのか…みんな笑顔なのに - 3 : 2015/02/19(木) 03:11:45.75
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私は………どうだろうか?艦娘達には悪い所を言われてないが…。
提督「……………」
あっ!でも一つ分かる事があるな。
コンコン
??「司令官。邪魔するよ」ガチャ - 4 : 2015/02/19(木) 03:13:13.42
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提督「どうしたんだ?Верный」
Верный(以下響)「司令官。その名前はやめてくれないか?響で良いって言ってるだろ?」
提督「あぁごめんな。響には嫌な事だもんな…」
響「別に気にしてないよ。姿はこれでも司令官には響って言ってもらいたいだけ」ギュッ
提督「そうか…」ナデナデ
響「♪」
響「ねぇ司令官」
提督「なんだ響。そういえば何か用があるんだったな」
響「うん。実はね…」 - 5 : 2015/02/19(木) 03:15:38.70
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響「 死 ん で ほ し い ん だ 」スチャ
最近艦娘達が物騒な物持って私の所に来るんだよなぁ…
- 6 : 2015/02/19(木) 03:17:13.77
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提督「……………」
そう言うと響は服の中からサバイバルナイフを取り出した。
抱き合ってる体制の為すぐに首元を当てられる……のだが
提督「」ガシッ!
提督はすぐにサバイバルナイフを持ってる手首を掴んだ。まるで分かってたかのように
提督「響いい加減にしなさい。またいつもの悪い癖が出たのか」ギリギリ
響「だって提督がいけないんじゃないか」ギリギリ - 7 : 2015/02/19(木) 03:19:29.43
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響「私がソ連に言ってる間に他の女とイチャイチャしてるし戻ってきても私を一番に見てくれないじゃないか。私はソ連にいる時でも司令官を一番に思っていたよいや司令官の事しか考えていなかった。あっちでは調教と言う名の凌辱の毎日だった。どんな目にあっても司令官の事は忘れないでいたさ」ギリギリ
提督「………」ギリギリ
響「知ってるかい?終戦後私は練習艦Декабристとして第一線を引いたんだ。つまり御払い箱って事さДекабристになってからは更に凌辱が増していった。冷たい牢屋の中で日々犯される毎日気絶しても無理矢理起こされて永遠と苦しめられる快感私が人形と化しても壊れた機械のごとく続く行為一体いつまで続いたんだろうね」ギリギリ
提督「………」ギリギリ
響「御払い箱になった私はやっとの思いで司令官の元に帰ってこれた。戻ってきた時の顔を司令官は見ただろ?まるで死んだ人形みたいと思っただろう。あの時正直顔を見せたくなかったんだ。こんなボロボロの駆逐艦なんて必要ないんだ、呆れて別の駆逐艦に頼るんだと思っていた。でも司令官は私を見捨てないでくれた。体に傷がついていても優しく治療してくれた司令官に捧げるものなんて残ってないのに私を必要としてくれたソレナノニワタシハ」ギリギリ
提督「響」ギリギリ
響「一時期とはいえ私はВерный信頼できるという意味の艦娘なのに私は司令官を信頼してなかった司令官は響を信頼してくれてるのに私は!!」グググ…
そう言うとサバイバルナイフを持つ響の手は私ではなく響自身の心臓に尖端を向けた。
- 8 : 2015/02/19(木) 03:22:23.74
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響「シレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシレイカンハワタシヲシンライシテクレタワタシハシレイカンヲシンライシテナカッタシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウシンライシナイワタシハフヨウ——————」グググ…
提督「響止めなさい。響をソ連に行かせてしまった私も悪いんだ。」グググ…
響「フヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハイラナイフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネフヨウハシネ——————」グググ…!!
また始まってしまった。響の悪い癖が
こうなると落ち着くまで抵抗するしかない……がある質問をすると響は不思議に止まる。
提督「なぁ響。今だけ答えてくれ私を…」グググ…!!
- 9 : 2015/02/19(木) 03:24:26.69
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提督「 私 を 信 頼 し て る か ? 」
- 10 : 2015/02/19(木) 03:26:02.94
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響「!!!」ピタッ カランカラン
響はさっきまで力んでいたサバイバルナイフを止めた。まるで時間が止まったかのように
すると響は持っていたサバイバルナイフを捨て提督に顔を向けた。そして…
響「信頼してるよ!!!響提督が大好きだもん!!!」
まるで子供のような口調で元気に大きな声で提督に話した。見た目は子供だが - 11 : 2015/02/19(木) 03:27:29.64
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提督「私も響を信頼してるよ。響が大好きだからね」
響「本当!!じゃあ早く結婚しようよ!響いつでも結婚する準備出来てるよ!あっ!ケッコンカッコカリはダメだよ!」
提督「そうだな響がもう少し大きくなってから本当に結婚しような」
響「大きくってどのくらい?提督と同じ高さになるまで?」
提督「そうだな…私がしゃがまなくても響の顔が見れるくらいまでかな」
響「むぅ…響絶対大きくなるもん。提督と一緒に暮らすもん」 - 12 : 2015/02/19(木) 03:29:30.65
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しかし駆逐艦もとい艦娘が大きくなるケースはないらしい。
解体つまり普通の女の子になれば話は別なのだが元艦娘とは一緒に居られなくなる。
響は完全に私に依存している。だが放せばまたさっきと同じように自分自身を傷つけてしまう。
艦娘とはいえ中身は人間と変わらない。肉体は普通の女の子に戻っても心までは変わらないからだ。
つまり響はソ連の悪夢を死ぬまで忘れる事は出来ない。
それなら私と一緒に居て少しでも幸せな時間を作れたらいいのではないかと思っている。
少しずつ悪い夢を忘れてくれるように… - 13 : 2015/02/19(木) 03:31:04.52
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提督「なぁ響もし他の艦娘と結婚したらどうする?」
響「………………」
響「 ソ ン ナ ノ ゼ ッ タ イ ユ ル サ ナ イ ヨ ? 」 - 15 : 2015/02/19(木) 03:36:56.20
- 書き溜め分終了 ヤンデレ書くのは難しい…
- 16 : 2015/02/19(木) 03:38:46.34 ID:W7Ed21FC0
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乙っす
メール欄がsageになってるけど、sage進行で行くの? - 17 : 2015/02/19(木) 03:43:37.62
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>>16
そうですね 苦手な方もいるでしょうし基本sage進行で行こうと思います(アニメもやってるので荒れるのは勘弁)
チマチマ書くので楽しみにしてる方は申し訳ないです - 28 : 2015/02/20(金) 00:44:53.08
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こんばんは寒い日が続きますね。
ある程度書けたので投稿します。 - 29 : 2015/02/20(金) 00:46:21.82
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響「ごめんね司令官。また迷惑をかけたね」ギュッ
響が落ち着いた後さっきまで子供みたいだった時とは違いいつもの響に戻った。
提督「私は大丈夫だ。また嫌な夢でも見たのか?」ナデナデ
響「少しね。でも提督を顔を見たら安心したよ」
提督「そうか、それなら良かった」ナデナデ
響が司令室に用がある時のほとんどは過去のトラウマが関係してる。
長い監禁生活、奴隷のように使われた日々、体が限界に来ても止めなかった肉体改造…
響にとってこれらは全て夢であってほしいと思っている。いや私もそう思いたい。 - 30 : 2015/02/20(金) 00:49:29.21
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響「さてと…落ち着いた所で失礼するよ」
提督「大丈夫か?まだ無理してないか?」
響「平気だよ。それにいつまでも甘えてちゃ迷惑をかけるからね」
提督「私は迷惑だと思ってないぞ。むしろいつでも歓迎するよ」
響「フフッ…司令官は優しいね。そういう所嫌いじゃない」
響(だからみんな司令官に寄り添うんだよ。そこが司令官の悪い所なんだ)
響(そういう自分も否定はしないけどね) - 31 : 2015/02/20(金) 00:51:39.16
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>>29
× 響「少しね。でも提督を顔を見たら安心したよ」
○ 響「少しね。でも司令官の顔を見たら安心したよ」 - 32 : 2015/02/20(金) 00:54:27.28
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響が司令室を出て行った後また静寂が訪れた。
この鎮守府はほとんどの艦娘がいない。いやむしろ出て行ったという方が正しいか。
所属していた艦娘は別の鎮守府へ移動されたか、または普通の人間として解体されたかの二択だ。
いるとしたら問題の多い艦娘だけだろうか。今じゃ数える程しか所属していない。
外を見ても誰かが歩いてる様子何て分からない。見えるのは建物と海だけだ。
無音が続く中一日は過ぎていこうとしている。
何故こうなったのか自分でも分からない。
気づいたら艦娘達はどこかへ行った。
各提督達からは恐れられていた。
上官からは罵倒の嵐が続いた。
元帥からは職場から退く用勧められた。
周りからは悪い噂話が広まった。
そしてこの鎮守府は - 33 : 2015/02/20(金) 00:57:02.65
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『黒い鎮守府』と異名を付けられた。
- 34 : 2015/02/20(金) 00:59:50.27
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コンコンコン
長い静寂の中ドアからノックが響いた。
提督「どうぞ」
??「司令官…失礼します…」ガチャ
提督「どうした弥生。何か用か?」
弥生「本日の…作戦結果を…報告しに来ました…」
提督「そういえば出撃命令を出してたな。報告は?」
弥生「はい。本日北方海域にて…キス島撤退作戦を実行。敵キス島包囲艦隊を…撃沈しました。駆逐艦弥生・文月・卯月は…異常なし。駆逐艦望月・長月・春雨は中破した為…入渠しています…」
提督「ご苦労さま。疲れただろう?今日はゆっくり休んでいいぞ」
弥生「はい。ありがとうございます…」 - 35 : 2015/02/20(金) 01:01:36.37
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そう言うと弥生は私の元に近づいて来た。
弥生「司令官…失礼…します…」ギュッ
弥生は私の膝に座り正面から抱きついた。
提督「あぁ…お帰り弥生…」
弥生「ただいま…です…司令官…」 - 36 : 2015/02/20(金) 01:04:59.06
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弥生は私がまだ新米提督だった頃からの長い付き合いだ。確か響の次に長かったかな。
困った時はいつの間にか現れて一緒に手伝ってくれたし、暇な時はこっちに来てお喋りしたものだ。
そんな弥生には悩みがあるようらしい。それは『笑顔』だ。
弥生は初めて着任した時もそうなのだが表情がほとんど変わらない。むしろ仏頂面な時が多い。
私が弥生に不機嫌なのか尋ねると弥生は『えっ?弥生……怒ってなんかないですよ?』と答える。
始めは何度か間違える事が多かった。
そんな事が多いせいか弥生は『すみません…表情硬くて…』と謝ってしまう事もあった。
私は『自分がきちんと把握してなかったのがいけない。これじゃ司令官失格だな』と同じように謝った。
それがきっかけなのか弥生は司令室に来てからお願いするよう頼まれた。
弥生『司令官……弥生…笑顔が欲しいんです……』 - 37 : 2015/02/20(金) 01:09:11.56
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それからは毎日のように司令室に来ては笑顔の練習をした。
しかし中々改善する気配がなく諦めるしかないと思っていた。
そんなある日、弥生が大破しながらもMVPになった日があった。
立つのもやっとだった為倒れそうになった弥生を咄嗟に抱きしめた。
私は弥生を抱き抱え急いで入渠へ向かった。向かってる途中弥生は出撃報告を伝えたかったらしいが私は『後で良い。お前はきちんと休め』と力強く話した。
その時『司令官は……優しい…ですね……司令官……暖かい…です…』
微かにだが弥生は笑ってるように見えた。 - 38 : 2015/02/20(金) 01:11:37.20
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その後元気になった弥生はMVPの報酬として
弥生『あの…その……抱きしめて貰って…いい…ですか?司令官に抱きしめられると…すごく……落ち着くんです…』
私はそれでいいのか?と尋ねたが弥生は肯定したので抱きしめてあげた。
すると弥生の表情はほんの少しだが柔らかくなり笑顔が見れたような気がした。
提督『弥生もしかして嬉しいか?』
そう聞くと弥生は顔を赤くして
弥生『えっ…と、えーっと…うれしい…かな』
以降弥生は『笑顔の練習です』と言っては私の元へ来て抱きしめる日が増えていった。 - 39 : 2015/02/20(金) 01:14:14.17
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弥生「司令官……暖かい…です…」
提督「あぁ。今日もよくやったな弥生」
弥生「司令官に褒めて貰いたくて…今日も…頑張りました…」
提督「弥生はいつも頑張ってる。初めて会った時から私は知っているよ」
弥生「司令官…いつもみたいに頭をナデナデして下さい」
提督「うん。これでいいか?」ナデナデ
弥生「はい。司令官の手…暖かいです」
提督「弥生。嬉しそうな顔をしてるな」
弥生「本当ですか?あまり実感ないです…」
そんなやり取りが2人の間で長く続いた。
もう1人いる事も知らずに - 40 : 2015/02/20(金) 01:18:19.98
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今日はここまで 誤字出してすいません
ちなみにここで出た艦娘は出す予定です(駆逐艦しかいないのはお察し)
戦艦とか空母出したいけど現在は未定です - 45 : 2015/03/25(水) 05:49:10.32
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生存報告
お久しぶりです。放置長くてすいません
執筆は進めていますが、ヤンデレじゃなくなってるので現在修正中。近い内に上げようと思います。
完結は目指します。
- おすすめSS