1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 19:48:03.04 ID:q8FfNtIRo
提督『比叡! 比叡っ!』パンパン

比叡『あぁ、んッ、は、ぁン! ふぁ、あ!』

提督『い、イきそうだ……!』パンパン

比叡『ンあっ、ひ、比叡も、ん、はっ、ああッ!』

提督『で、出るッ!』パンパン

比叡『ひえぇ~~~~~~~っ!!』ビクビクッ

提督『…………あ』シナッ


ポチッ

提督「……録音機って偉大だよな。腰を打ち付ける音まで録れるんだから」

提督「まあ、俺はこの『ひえぇ~』の一言で毎回萎えてしまうわけだが」

提督「つまり中折れってことだ。射精手前で萎えるなんて老人みたいだな。ははは……」

提督「……笑えよ、霧島」

霧島「笑えませんよ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437389273

引用元: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437389273/

2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 19:50:19.34 ID:q8FfNtIRo
提督「笑えないか。なら、せめて罵れよ」

霧島「……司令?」

提督「大事な比叡姉様を奪っておいて、夜の生活も満足させられないクソ提督だと!」

霧島「…………」

提督「罵ってくれよ! なあ、霧島!!」

霧島「分かりました、分かりましたから。まずは落ち着きましょう、司令」

提督「はぁ、はぁ……」

霧島「さあ、そちらの椅子に座って。ゆっくり話しましょう、時間は沢山ありますから」

提督「…………くそ……」
3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 19:52:48.27 ID:q8FfNtIRo
霧島「緑茶を淹れました。飲むと心が落ち着きますよ」

提督「落ち着く、ね。お得意のデータでそう出てるわけでもないんだろ」

霧島「データはありません。ただの気休めです」

提督「ふん」

 ズズズ…

提督「…………ふぅ」

霧島「金剛姉様ほどではありませんが、霧島もお茶の淹れ方には自信があります」

提督「…………」

霧島「どうです? 少しは気持ちが安らぎましたか?」

提督「さあな。さっさと本題に入ろう」

霧島「……ええ、そうしましょう」
5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 19:56:31.26 ID:q8FfNtIRo
霧島「最初に断っておきます。この類の話、霧島はどちらかといえば疎い方です」

提督「それは、だいたい分かる」

霧島「……では、どうして霧島にご相談を? 例えば、鈴谷や足柄の方が向いているのでは」

提督「これは繊細な問題だ。故に、まず姉妹艦に相談するべきだと思った。が……」

霧島「司令をお慕いしている金剛姉様と榛名姉様は、さすがに避けたと」

提督「恋敵である比叡の性事情なんて、金剛達にとってはただのイヤミだからな」

霧島「……霧島も、司令を密かに懸想しているかもしれませんよ?」

提督「バカを言うな。普段の態度を見ていれば、その気が無いことは分かる」

霧島「あら。提督への好感度を最大100とすると、霧島は80以上ですけど」

提督「……それは高いのか? 低いのか?」

霧島「ご想像にお任せします。なお霧島の分析では金剛姉様は90、榛名姉様は95くらいですね」

提督「高すぎて参考にならん……霧島はそこまで極端ではないんだな?」

霧島「ええ。相談相手としては適切かと思います」
7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 19:59:26.46 ID:q8FfNtIRo
提督「それはいいとして、比叡の喘ぎ声がひどいって話だが」

霧島「……喘ぎ声って、もう少し表現を」

提督「喘ぎ声は喘ぎ声だ。そんなくだらない言い回しなんてどうでもいい!」

霧島「司令……」


提督「比叡と結ばれて1ヶ月……コトの最中に中折れして、毎回毎回中途半端に終わって」

提督「あいつは決まって泣きそうな顔で言うんだ。『満足させられなくて、ごめんなさい』と」

提督「俺の方がごめんなさいだよ! 俺だってイきたいし、いっぱい中に出してやりたいよ!」

提督「でもイけないんだよ! 『ひえぇ~』でどうしても萎えちまうんだよ!」

提督「比叡は悪くない! ずっと独り身だった俺を愛してくれる、いい女なんだ!」

提督「その女一人、俺は満足させられない! 俺は、どうすりゃいいんだよ……ううぅ……」


霧島「…………」
9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:03:16.18 ID:q8FfNtIRo
霧島「問題は、思った以上に深刻なようですね」

霧島「そして、司令が深く比叡姉様を想ってくださっていることも、よく理解しました」

提督「霧島……」

霧島「自らの恥を義妹である霧島に知られる屈辱。それでも、比叡姉様に尽くしたいと……」

霧島「その勇気に敬意を表して、霧島もまた、恥、体裁、外聞という眼鏡を外しましょう」

霧島「司令の覚悟には、覚悟を以て当たらねば失礼になりますから」

霧島「姉様の『喘ぎ声』の改善……艦隊の頭脳であるこの霧島にお任せください、司令!」

提督「おお……やはり霧島に相談して良かった!」
11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:05:54.89 ID:q8FfNtIRo
霧島「では、早速」

提督「いや、待ってくれ霧島……その、さっきはすまなかったな」

霧島「はい? 何がですか?」

提督「ずっと、棘のある言い方をして……」

霧島「ああ、そんなことですか。霧島は気にしていませんので」

提督「しかしだな」

霧島「司令にも機嫌の悪い時はあるでしょう。艦娘にも、キラキラや赤疲労があるんですから」

提督「……ありがとう、霧島」

霧島「い、いえ……ちゃんとお礼を言われると、なんだかこそばゆいです……」
12 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:11:23.72 ID:q8FfNtIRo
霧島「そ……それでは今度こそ、戦況分析に入りたいと思います」

提督「『戦況分析』か。いかにも霧島らしいな」

霧島「まず最初に。そもそも司令の中折れは、本当に比叡姉様の喘ぎ声が原因なのか?」

提督「え、違うのか?」

霧島「『ひえぇ~』は喘ぎ声としては珍しいでしょう。が、無くはないと思われます」

提督「……まあ、確かに。『きりしまァァン』よりは喘ぎ声っぽいかもしれん」

霧島「トリシマンみたいに言わないでください。霧島も怒る時は怒りますよ」

提督「いやスマン、冗談だ。続けてくれ」

霧島「……とにかく重要なのは、司令が『ひえぇ~』を喘ぎ声と認識している、ということ」

提督「ということは、例えば比叡の喘ぎ声を無理やり変えさせたとしても」

霧島「そもそもの原因が違うのであれば、無意味に終わる可能性がありますね」

提督「なるほど……」
13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:15:56.05 ID:q8FfNtIRo
霧島「ということで。本当に喘ぎ声が中折れの理由なのか、検証してみましょう」

提督「検証?」

霧島「司令。いまここで、自慰行為をしてください」

提督「……かわいそうな霧島。データにまみれる毎日でついに頭がおかしく……」

霧島「霧島は至って正常です。さあ、早く」

提督「いや、待て待て。理由を説明しろ」

霧島「質問、意見、ツッコミは一切受け付けません」

提督「なぜ……」

霧島「先に理由を説明しては、検証の意味が無いからです」

提督「とは言われても、だな」

霧島「司令……霧島を、信じてください。これは比叡姉様と、司令のためなんです」

提督「…………」
14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:20:16.85 ID:q8FfNtIRo
提督「分かったよ。霧島を信じて、やろう……」

霧島「ありがとうございます。では、霧島は検証の準備をしてきますので」

提督「準備?」

霧島「ええ。早く検証したいので、司令はその間にしっかり『勃てて』おいてください」

提督「……まあ、それは構わんが」

霧島「戻ってきた時に勃っていなかったら、お手伝いしますね」

提督「霧島、お前本当に大丈夫か。主に頭が」

霧島「霧島は大丈夫です。司令、準備中に勢い余って出さないようにご注意を」


 ガチャッ バタン


提督「あの霧島から卑猥な発言を聞く日が来るとは。いや、あれが本当の霧島なのか?」

提督「生真面目だから、色々溜まってるのだろう。今まで悪いことをしたな……」

提督「……おっと、いかん。霧島が戻ってくるまでに勃てておかねば」

 ボロンッ シコシコ…
15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:24:12.84 ID:q8FfNtIRo
 ガチャッ

霧島「お待たせしま」

提督「うおわああぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 ビンビン

霧島「……あら。すっかり準備万端ですね」

提督「は、入る前に一声くらいかけろ!」

霧島「すみません。準備に手間取って急いでいたので、思わず」

提督「うぐ……霧島に見られた……」

霧島「霧島は司令の定期健診に何度も立ち会っていますから、今更ですよ」

提督「そりゃそうだ」ボロン

霧島「開き直りましたね。検証しやすいので助かりますけど」

提督「で、何をすればいいんだ? 下半身が寒いぞ」

霧島「ここに録音機があります。これに、ある艦娘の喘ぎ声が入っています」

提督「まさか……それを聞きながら自慰行為をしろと?」

霧島「さすが司令、理解が早いですね」

提督「……頭のいい奴の考えることって、たまにワケ分からん……」
16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:28:55.09 ID:q8FfNtIRo
5分後——


比叡『あぁ、んッ、ハァ、ぁン! ふぁ、あ!』

提督「誰の声かと思ったら……比叡の声、か」シコシコ

霧島「…………」ジー

提督「霧島、5分もこんなの見てて面白いか?」シコシコ

霧島「かなり興味を引かれますね」ジー

比叡『はあっ、く、んん、あ、ンっ、はッ!』

提督「あ……比叡、比叡……っ!」

霧島「…………」ジー

比叡『ひ、比叡っ! イ、イき、ますっ、あ、あっ!』

比叡『ひえぇ~~~~~~~っ!!』ビクビクッ

提督「うっ!」ドピュ

霧島「!!」
17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:31:44.49 ID:q8FfNtIRo
提督「…………ふぅ……」

霧島「お疲れ様でした。ちり紙をどうぞ」

提督「どうも……なんなんだ、この儀式みたいな淡々とした流れ」フキフキ

霧島「分析・検証とはこういうものです。ソレもちゃんとしまってください」

提督「言われなくても……」モゾモゾ

霧島「また必要になったら出していただきますので」

提督「もう勘弁してくれ。しかし、さっきの比叡の喘ぎ声は凄かったな」

霧島「……恋人とはいえ、喘ぎ声を他人に自慢するのはどうかと」

提督「そっちじゃない、録音の話だ。うまく俺の声や雑音が取り除いてあっただろう」

霧島「ああ。提督が自慰行為に使うには邪魔かと思いましたので」

提督「つまり、俺が録音した比叡の喘ぎ声を、うまく切り貼りしたんだろうと」

霧島「いえ。最初はそのつもりでしたが、再録した方が早いことに気付きまして」

提督「ほう、さすがに有能……ん?」
18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:34:50.48 ID:q8FfNtIRo
提督「再録? さっきの短時間で、部屋にいた比叡を喘がせて録音してきた……のか?」

霧島「いくら霧島でもそれは無理です。ですから、他の艦娘の声で代替しました」

提督「代替? 比叡と同じ声が出せる艦娘なんて…………」

霧島「…………」

提督「も、もしかして。そういうこと、なのか……?」

霧島「……ご想像の通りです。せ、僭越ながら……」

提督「あ……ああ! あの声……なんか、その。良かったぞ……うん」

霧島「そ、そうですか。い、急ぎでしたので、あんなもので、恐縮です……」

提督「そんなことは……で、でもそれじゃあ、アレは比叡の喘ぎ声で検証したとは」

霧島「いえ。『ひえぇ~』など、司令が録音した比叡姉様の声も3割は入っていますよ」

提督「……残りの7割は」

霧島「け、検証が進みませんので! この話はやめましょう! ハイ、やめやめ!」
20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:38:25.87 ID:q8FfNtIRo
霧島「とにかく、検証した結果……やはり、そういうことでしたね」

提督「どういうことだ?」

霧島「司令は比叡姉様の喘ぎ声を聞きながらでも、中折れしませんでした」

提督「……あれ? そういえばそうだな」

霧島「つまり! 『ひえぇ~』は中折れの原因ではないんです!」

提督「なん……だと……」

霧島「霧島は最初から、司令が中折れする理由を『3パターン』考えていました」


 ①比叡の喘ぎ声がひどくて中折れする
 
 ②提督と比叡の体の相性が悪くて中折れする
  
 ③提督の精神面にまったく別の問題があり中折れする


霧島「①が違うと証明されたいま、次は②と③を検証する必要があります」

提督「有能さを発揮する方向を間違えてやしないかね、霧島さん……」
22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:41:31.53 ID:q8FfNtIRo
霧島「しかし、②の相性は違うでしょう。司令と比叡姉様の体の相性は抜群だからです」

提督「断言してるが、いくら霧島でもそこまでは分からないだろ」


霧島「司令のソレは、勃起時で12cm、直径は3cm。平均からするとやや小柄です」

霧島「これは定期健診の結果から間違いありません」

霧島「対して比叡姉様のアレは、司令のソレがうまくハマる形状になっています」

霧島「これも金剛四姉妹で百合性交した際に、司令のと同型の張形で確かめたので確実です」

霧島「だから、形状が悪く挿れた際の快感が少ない、ということはありえません」


霧島「よって、中折れの理由として②は考えにくいんです」

提督「今の霧島の発言について、色々聞きたいことがあるんだが」

霧島「となると、最後の③。提督の精神面に問題がある、が正解かと」

提督「無視された……」
23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:45:10.29 ID:q8FfNtIRo
提督「しかし、精神的な問題なんてすぐ見つかるものか?」

霧島「そう、ですね……見つける方法はありますけど」

提督「あるのか!? さすが霧島だな」

霧島「ただそれを実行するには、司令が不退転の決意を固める必要があります」

提督「……それほどのものなのか」

霧島「はい。比叡姉様を幸せにするために、何でもやるという決意です」

提督「その程度、当然のことだ。俺に原因があるというならなおさらな」

霧島「……分かりました。もう、取り消しはできませんよ」

提督「ああ。なんでもこい!」

霧島「では……」



霧島「霧島と、性交しましょう」
25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:49:21.37 ID:q8FfNtIRo
提督「……本気で言ってる……んだろうな。霧島はいい加減なことは言わないだろ?」

霧島「はい。確信を持ってお話しています」

提督「理由は分からんが、そうすれば原因は分かるんだろう。しかし……」

霧島「もちろん、比叡姉様には言いません。我々だけの秘密、です」

提督「…………」

霧島「このままでは姉様も司令も不憫です。本当に姉様のことを想うなら……」

提督「…………」

霧島「…………」

提督「分かった……霧島を信じる。お前を抱くぞ」

霧島「……はい」
27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:53:32.21 ID:q8FfNtIRo
提督「その……霧島は、経験があるのか?」

霧島「……姉妹以外、まして男性は初めてです……」

 ファサッ...

提督「…………!」

霧島「霧島の裸体、比叡姉様とそっくりでしょう。姉妹艦ですから」

提督「いや。そんなんじゃなく、綺麗だなと思っただけだ」

霧島「えっ……あっ、あまり見ないでください……!」

提督「今更恥ずかしがるなよ、霧島……」

霧島「霧島ではなく……『比叡』です」

提督「ん?」

霧島「霧島を、比叡姉様だと思って……抱いて、ください……」

提督「なんで……いや、そうするべきってこと、なんだな」

霧島「ありがとうございます。幸い、容姿も少しは似ていますので……」

提督「……分かったよ。『比叡』……」
28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 20:56:45.76 ID:q8FfNtIRo
霧島「……司令……」

提督「好きだ、比叡……んっ……」

霧島「ちゅっ……『比叡』も、お慕いしています……ん……」

提督「ん……ふぅ……」

霧島「ちゅ……はぁ……んんっ……」

提督「……はぁっ……」

 むにゅ...

霧島「あ……ッ」

提督「比叡の胸、柔らかい……」

 むにゅ、むにゅ…

霧島「あ、はぁ……っ……」
30 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:00:31.41 ID:q8FfNtIRo
提督「ん……ちゅっ……」

霧島「……や……んっ、首に……跡、つい……」

 ちゅ、ちゅっ...

霧島「ンぁ、あぁっ……」

 ちゅううっ、ちゅうっ...

霧島「あ、んッ……あ、あッ……!」

 つぷ...
 
霧島「ン……っ!?」

提督「下、濡れてる……」
 
霧島「ふ、あぁッ……!」

 くちゅ、くちゅ...
 
霧島「あ、あッ! ンぁ、は、あっ、あン……!」

 くちゅくちゅ、くちゅっ

霧島「ん、あ、んんッ! や、は、あッ、ン、あぁっ……!」
33 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:04:50.93 ID:q8FfNtIRo
提督「……挿れるぞ、比叡」

霧島「ハァ、ハァッ……ん……!」

 ずぷぷっ…
 
霧島「ッ……! あ、ぁ、ああぁぁッ…………!」

提督「比叡……比叡っ……」パンパン

霧島「あッ、は、ン、あっ! あ、ひっ、ぁ、あっ……!」ビクンッ

提督「ひえ、い……!」パンパン

霧島「あンっ……! はぁ、ん、や、あぁ!」ビクビク
34 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:08:38.35 ID:q8FfNtIRo
提督「うっ……きもち、いい……!」パンパン

霧島「はぁ、あ! くぁ、はぁ、あッ!」ビクッビクッ

提督「だ、すぞ……ひえい……!」パンパン

霧島「はぁ、あッ! き、てッ、し、れいっ、んッ!」

提督「ひ、え……」ピタッ


 ポロッ…


霧島「……えっ……涙……?」

提督「うっ……ひっ、ぐうっ……うぐぅぅ……!」ポロポロ…

霧島「……司令……」

提督「そう、か……えぐっ……俺、は……」

提督「不安、なんだ……」ポロポロ
35 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:12:59.58 ID:q8FfNtIRo
10分後——


提督「霧島……すまなかった」

霧島「いえ。それよりご気分はいかがですか」

提督「気の済むまで泣いたら、ずいぶん楽になった」

霧島「……司令は、ずっと不安を抱えていたのですね。誰にも話せない不安を……」


提督「艦娘と交わるってことは、艦娘との子供を作るってことだ……」

提督「人間と艦娘の間の子供なんて……本当に、みんなに祝福されるのか……?」

提督「普通じゃない……上の奴等は、絶対にいい顔はしない」

提督「それに、家庭だって……人間と、艦娘。それと、人艦から生まれた子供……」

提督「人間の女とすら結婚できず、ずっと独身だった俺が……」

提督「そんな家庭を持って……比叡を、子供を、幸せにできるのか?」

提督「……そんな不安が、頭から離れない…………」
36 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:15:39.24 ID:q8FfNtIRo
霧島「最後の一線が越えられないのは、それが理由なんですね」

提督「そうみたいだ。その不安も、自覚したのはついさっきだが」

提督「比叡を抱いてるつもりだったが、やはりこの女性は霧島なんだと認識して」

提督「比叡と霧島……2倍の責任を感じた瞬間に、悪い将来しか考えていないと気付いた……」

提督「俺はそういう普通の……子供を作り、家庭を持つことを恐れているんだ……」

霧島「……司令は、特別な存在ではありません」

提督「え?」

霧島「将来が不安なのは、人間も艦娘も、司令も霧島も、比叡姉様も同じです」

霧島「幾多の困難が待ち受けていることも、みんな分かっています」

霧島「それでも、好きならその相手と一緒になるしかないんです」

霧島「もし何かあったら、霧島が……鎮守府の艦娘たちが、司令を全力で助けます!」

提督「霧島……」

霧島「だから、比叡姉様にいっぱい中出ししてください!」

提督「感動が台無しだよ」
38 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:22:05.79 ID:q8FfNtIRo
霧島「さて。では原因が『司令の将来への不安』と分かったところで、先ほどの続きですね」

提督「……待て、何を言ってる?」

霧島「原因と解決は一組。解決、即ち司令は不安を振り切り、艦娘と交わる勇気を持つべきです」

提督「おい、まさか……」

霧島「小心者の司令がぶっつけ本番で上手くいくとは思えませんから。霧島で練習しましょう」

提督「……いやいや。霧島の……中に出せってことだろう、それは」

霧島「そうそう『当たる』ものではありませんし。比叡姉様との本番に向けての予行演習です」

提督「いや、しかし……」

霧島「それに……頑張った霧島にご褒美の1つくらい、いただけませんか?」

提督「こんなのご褒美になるのか。好感度80って、そんなに好かれてないだろうに」

霧島「あら。霧島は80とは言っていません。80以上とは言いましたけど」

提督「え……」

霧島「ふふ。夜戦は速度と火力が大事ですから。司令の戦闘力、期待していますね?」

提督「…………比叡。一夜限りの過ちを許してくれ……」
39 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 21:27:30.47 ID:q8FfNtIRo
数ヶ月後——


提督『比叡! 3発目、出すぞ!』パンパン

比叡『ひええぇぇぇぇ~~~~~~っ!』ビクビクッ

提督『うあぁっ!』ドピュ ドピュッ


金剛「うう……ワタシ達のルームで励むのはいいかげんやめてほしいネ」

榛名「これじゃ入れません……で、でも榛名もあんな風に愛されたい」ガリガリ

霧島「榛名姉様、柱に爪を立てないでください」

金剛「……なんだか、霧島は随分ヨユーがあるように見えるヨ」

榛名「そういえば、提督ともかなり親密に……も、もしかして既に提督と!?」

霧島「ふふ、どうでしょう?」

金剛「シィーット! 比叡に続いて霧島まで!?」

霧島「いえ。霧島は……ただの練習台で……」ポロッ

榛名「えっ……霧島、泣いて……」

霧島「だとしても、あの一夜の想い出は……霧島にとって、最高の……」ポロポロ


霧島「おめでとう、比叡姉様」

霧島「そして、お幸せに。霧島の愛した人——」


おわり

おすすめSS