1 : オクトパス 2015/07/26(日) 01:57:16.99 ID:jW4GXOSIO
俺は比企谷八幡、高二だ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437843436

引用元: http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437843436/

3 : オクトパス 2015/07/26(日) 02:54:37.04 ID:jW4GXOSIO
初投稿です。
俺ガイルと俺物語のクロスです。
俺ガイルの原作は最新刊まで読んでますが俺物語はアニメだけです。
俺ガイルメンバーも登場しますがメインヒロインは大和です。
少しずつですが投稿していきます。
5 : オクトパス 2015/07/26(日) 03:10:23.51 ID:jW4GXOSIO
新刊のラノベを買いに出かけた帰りの電車の中で、乗車口に立つ女の子の後ろに不審な男がいた。
その男は右手で持った新聞を読んでいるように装っていたが、空いている左手は女の子の下半身へと伸びているのがわかった。

6 : オクトパス 2015/07/26(日) 03:17:18.04 ID:jW4GXOSIO
このまま野放しにしておくわけにはいかないと思いつつ、大きな騒ぎにもしたくない。
八幡 (仕方ないか…)
俺は乗客の間をすり抜け、不審な男と
女の子の間に割って入った。
男は驚いた表情を見せ、その後此方を睨んだ。
7 : オクトパス 2015/07/26(日) 03:32:31.33 ID:jW4GXOSIO
女の子の様子を伺うと、体を強張らせながら振り向いた。
女の子 「あ‥ありがとう……」

8 : オクトパス 2015/07/26(日) 03:46:22.18 ID:jW4GXOSIO
次の日の日曜日
朝起きると妹の小町が俺を呼んでいた。
小町 「お兄ちゃんにお客さんだよ!しかも超可愛い人!」
自慢じゃないが俺に家に訪ねて来るような女子の知り合いはいないし、なんなら男子の知り合いもいないまである…自分で言ってて悲しくなるな。
9 : おく 2015/07/26(日) 03:54:56.11 ID:jW4GXOSIO
何かの間違いだと思いつつ、階段を降りて、玄関に出るとそこにはつい最近会った女の子がいた。
大和 (あの、突然すいません。私大和凛子といいます。昨日助けてもらったお礼をしたくて…)

10 : オクトパス 2015/07/26(日) 04:08:13.44 ID:jW4GXOSIO
八幡 「お礼のためにわざわざ家まで来てくれたのか?」
大和 「う‥うん」
大和さんいい子すぎでしょ。中学時代の俺なら確実に惚れてるレベル。
八幡 「その‥わざわざありがとな。俺は比企谷八幡だ。まぁよろしく」
大和 「うん、よろしね!」
11 : オクトパス 2015/07/26(日) 04:15:58.55 ID:jW4GXOSIO
小町 「妹の小町です!いや〜こんな可愛い人と仲良くなるなんてやるねお兄ちゃん」
八幡 「昨日ちょっとな」
大和 「電車で私が痴漢に遭ってるのを比企谷君が助けてくれたんだ。すごくカッコよかったんだよ」
小町 「あのヘタレのお兄ちゃんが・・」
12 : オクトパス 2015/07/26(日) 04:51:59.82 ID:jW4GXOSIO
大和 「ヘタレじゃないよ…比企谷君はすごくカッコいいよ!」
小町 (おお…この反応はもしかして大和さん…」
大和 「お礼にケーキ買ってきたからみんなでたべよ!」

37 : オクトパス 2015/07/28(火) 19:14:33.95 ID:dUZQT48JO
結衣 「大和凛子……ヒッキー、この子誰?

誰と聞かれて、どう紹介するべきか考える。友達…ではないし、かといって何も知らない赤の他人というわけでもない。

八幡 「…小町の友達で、俺も知り合いってだけだ。

結衣 「…そうなんだ」

由比ヶ浜はどこか不安げな表情でうつむいている。

八幡 「まぁ、小町と食事するついでに会うだけだ」

雪乃 「相変わらずのシスコンっぷりね、シス谷くん。…今日は依頼もなさそうだし別にいいんじゃないかしら?

そう言うと雪ノ下はまた文庫本に目を
やる。

八幡 「じゃあ、またな」

結衣 「うん…また明日」

雪乃「さようなら」

俺は部室を出て下駄箱に向かった。
42 : オクトパス 2015/07/28(火) 22:04:42.59 ID:dUZQT48JO
女子A 「比企谷くんって総武高なんでしょ?頭いい人って憧れる〜」

女子B「だよね〜 しかも比企谷くんクールだからますます知的に見えるぅ」

八幡 「はは…」

あからさまなお世辞に思わず愛想笑いを
する

46 : オクトパス 2015/07/29(水) 10:29:07.36 ID:gz9WtTd/O
女子A 「凛子、ちょっとこっちきて」

大和の友達の1人が反対側に座る大和を呼ぶ

大和 「うん、今行くよ」

大和が向かい側の席に行くと、大和を呼んだ友達がコソコソと話しかける。

女子A「学校で言ってた、凛子の好きになった人って比企谷くんのこと?」

大和 「そ、そうだよ」

女子B 「なかなかイケメンだし、クールでいいじゃん!凛子羨ましぃ〜」

女子三人でなにやらコソコソと話している。…俺の目の前でコソコソ話すのやめてもらえないですかね…過去のトラウマがよみがえるから。

女子A 「ちょっとごめん、コンタクトずれたからトイレ行くね」

女子B 「あ、私も行く」

大和の友達は二人揃ってトイレに行くと
大和が話しかけてきた。

大和 「友達も比企谷くんのこと、かっこいいって!うち、嬉しくなっちゃった」

俺や小町と話す大和を見て、悪意には敏感な俺でも自分の思いに正直なことは分かる。けど大抵の人間は言葉の裏の感情を持っている。そしておそらく大和の友達も例外ではないんだろう…

八幡 「…そうか」

俺は自分の疑念を大和に悟られないようにできるだけ表情に出ないようにして答えた。



84 : オクトパス 2015/10/21(水) 13:37:17.57 ID:1JFTELWI0
大和はその後別に出会った男性と付き合うことになった。
そしてはじめてのセックスも彼とだったらしく体の愛称などを熱弁された。
現実なんてそんなもんなんだなと俺は納得した…
気づけば彼女とも疎遠になっていき俺は再び女性とは無縁になってしまったのだ


しかし…

ガラガラ

雪乃「あら、比企谷君、今日は遅かったのね」

結衣「やっはろー!ヒッキー!今日はスナ君きてないの?」

どうやら俺の物語はこっちだったらしい




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